それは高卒採用とどう違う?
朝日の記事ですが、
http://www.asahi.com/business/update/1118/TKY201111180631.html(ユニクロ、新卒一括採用を見直しへ 大学1年で採用も)
>カジュアル衣料最大手のユニクロを展開するファーストリテイリングは、来年にも大学新卒の一括採用を見直す検討に入った。従来の慣行にとらわれない採用方式が、企業に広がる可能性がある。柳井正会長兼社長が朝日新聞のインタビューで明らかにした。
現在、同社は国内では年1回採用を行っている。新しい方法では、採用時期を通年とし、選考する学年も問わない方式を検討している。柳井氏は「一括採用だと、同じような人ばかりになる。1年生の時からどういう仕事をするか考えて、早く決められる方がいい」と話す。
具体的には、1年生の時点で採用を決め、在学中は店舗でアルバイトをしてもらい、卒業と同時に店長にするといったコースが想定されるという。
これって、高卒で採用して、管理職になるまでの4年間の養成期間は大学に通わせてあげる、というのとどう違うのだろう。
ある意味で、企業主導の究極の「労働と学習の組み合わせ」。
それを「高卒」採用としないために、わざわざ大学1年になってから採用するというわけかな。
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そりゃ、採用して大学に通わせるんだったら大学の学費や、生活できるだけの給料を払う必要があるけど、この制度だと普通のアルバイト料ですむんだからぜんぜん違うんじゃないでしょうか。
あと、契約によっては途中で、やっぱりやめたとかできてしまうんでしょうか。
「高卒で採用して、管理職になるまでの4年間の養成期間は大学に通わせてあげる」なら立派なことで、ここまで非難轟々にはならないとおもいます。
投稿: と | 2011年11月20日 (日) 08時06分
就業歴のない新卒者は在学中の半年〜年のバイト/インターン経験者から採用する、といのは欧州ではかなり一般的ですので、個人的にはあまり違和感ないです。
労働契約的には年間契約の時給制契約社員を3年やったあとに選別の上で正社員採用する日系航空会社の客室乗務員が参考になるかと。雇い止め/正社員化拒否は整理解雇と同じだと少数派組合が2年目での雇い止め無効を訴えていた裁判も今秋に一審判決が出て、会社の裁量だ、という事になりました。
投稿: OliB | 2011年11月20日 (日) 10時32分
卒業後の「正社員」をエサに真面目に働く
アルバイトを確保しているにすぎない。
これで卒業時に「本採用はしない」という
ことになったらあまりにも悲惨すぎる。
「違和感がない」という人もいますけど、
3年は長いですよ。
これって「高卒採用」よりもずっとたちが
悪いです。
投稿: 不安定雇用労働者 | 2011年11月20日 (日) 14時59分