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2011年11月13日 (日)

けにゃっぷさんの拙著書評

昨日に続いて、『新しい労働社会』の方の書評です。けにゃっぷさんの「Twice In A Lifetime」というブログから。

http://www.uiui.net/~ken/archives/2011/11/post_436.html

>著者はもと労働官僚ということで、労働政策のプロによる、日本の労働環境とその問題点から提案までを、非常に論理的に書いています。

とりわけ次の一節は、まことに的を射た評価で、ありがたく思います。

>声がでかい経済系とかコンサルっぽい人の主張ばかり目にしてると、日本の雇用環境のいびつさばっかりが目につき、さらにそれが単なる既得権益であるかのような錯覚を抱くのですが、本書ではそれがどのような歴史的背景を持ち、またそのときどきでは合理的な判断をもって構成されてきたことが明らかにされています。
その点は序章で論じられていますが、一つの前提から、すべて論理的な帰結として現れてくる様は圧巻ですらあります。

「声がでかい経済系とかコンサルっぽい人」、いますねえ。

そして、次の一節は、どこが違うのかを的確に剔っていただいています。

>細かい所で違いはありますが、それ自体は経済学者(まともな人もそうじゃない人も含めて)が主張するところと重なる面もあります。
しかし、法学者かつ実務家らしい提案としては、経済学っぽい、「これが合理的だからいますぐこうしろ」というものではなくて、あくまで当事者の合意にこだわり、漸進的に改革を進めようという提案でしょうか

最後のところに書かれたこの一節は、いろんな意味で興味深いです。

>この本を読んで思ったことは、理系アカデミアってパーマネントになるまでは一見ジョブ的なんだけど、その業界全体としては、メンバーシップ的なんだよねぇ。しかも同業他社がいないので、ジョブから放り出れるとメンバーからも一緒に放り出されるっていう

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