なるほど問題は、メンバーシップだったのだ。
sasaさんの「mad mother blues」というブログで、拙著『日本の雇用と労働法』へのコメントが。
http://lovesloth.blogspot.com/2011/11/blog-post_20.html(なるほど問題は、メンバーシップだったのだ。 )
もっとも、sasaさんご自身が
>とはいえ、このエントリーはこの本の内容とはほとんど関係ないだろうということは、最初からお断りして。・・・
>・・・というわけで、最初にお断りしたように、このエントリーは濱口先生の著書とはあんまり関係がない。
と言われているように、主眼は労働運動や障害者運動においてメンバーシップのあり方そのものを問うていく方向を訴えるエントリなのですが。
拙著へのコメントとしては、
>・・・たぶん、それは多くの人の共通した認識なんだと思うのだけど、歴史的な分析を丁寧に行っているにもかかわらず、ここまでコンパクトに、しかも読みやすくしたところが、ほんとうに素晴らしいと思う(ただ、何度も言うけど、コラムは字が小さすぎて読むのは辛い。辛いんだけどおもしろいというのも、これまた辛い)。入門としては難しいという人もいるけど、難しかったら何度でも読んだらいいと思う。
という批評が、とても有り難かったです。
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イタリアで座礁した豪華客船の船長が
まっさきに逃げ出したとして
同国の海上警備隊に叱責されている会話が
ニュースで報道されていました。
もうちょっとメンバーシップ型だったら
逃げ出そうとは思わなかったんでしょうか
(ジョブ型船長だったら逃げていいというものでもありませんが)
当然?ながら
事故は
船長の責任で
会社の責任ではない
と会社側はしていますね
投稿: はんちく | 2012年1月18日 (水) 12時24分
船乗りの世界は、世界中どこでも誇り高い専門職の世界です。日本でも、海員組合は戦前から個人加盟の単一産別組合としてほとんど唯一活躍してきた組織ですしね。
「船長が最後まで・・・」ってのは、まさに専門職の意地(ないし痩せ我慢)であって、会社に気兼ねして居残っているのとは違うと思いますよ。
投稿: hamachan | 2012年1月18日 (水) 13時10分