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ここ数日の拙著書評

ここ数日(9月28日から今日まで)の間にも、何人かの方々が拙著『日本の雇用と労働法』(日経文庫)について、ブログやツイッター上で評していただいています。

http://blog.full-life.co.jp/sato/2011/09/%E6%BF%B1%E5%8F%A3-%E6%A1%82%E4%B8%80%E9%83%8E-%E8%91%97-%E3%80%8E%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%81%A8%E5%8A%B4%E5%83%8D%E6%B3%95%E3%80%8F.html(株式会社フルライフの社長ブログ)

>パラパラとページをめくってみたところ、前著の『新しい労働社会』から国際比較の要素は削って、日本の雇用の歴史と労働法まわりの記述を詳細にしている感であった。『新しい労働社会』において、濱口桂一郎氏の理論・主張を理解したつもりである自分には、興味が薄い分野の記述が増えた感がある。

http://53317837.at.webry.info/201110/article_1.html(シジフォス)

>ジョブ型労使関係法制のメンバーシップ型運用という持論にそって、鋭い切り口で、歴史的にも、なぜ今、こうなっているのか説得していく分かりやすさは、ぜひとも現在の組合役員に読んでもらいたい「必読書」となっている。自分たちの労働組合が、なぜ、このような「組織」なのか、「ルーツ」と法的な立脚性を知ることなしに、活動ができるはずはなく、分厚い労働法や労働運動史に尻込みすることなく、まずこの新書からチャレンジしていただきたい。しかし…今の役員の皆さんは、この本でも難しいと感じてしまうだろうな、と感じてしまう。

>日本型雇用システムの「三種の神器」のうち、長期雇用慣行と年功賃金制度が変質し危機にさらされる中で、企業別組合だけが生き残っている「不思議」を、もっと明らかにするのは、こんな実態にさせてしまった我々の責任なのだろうが、濱口さんもすべて判った上で「現実」を「皮肉」にとどめていることに、やはり悩む。「ある時期以降の日本で集団的労使関係法制をフルに活用してきたのは、日本的雇用システムの周縁や外部にある人々でした」(159P)と言われると、事実なだけに、水町さんより、濱口さんの方が、ダメだし感を大きく感じるのは、気のせいだろうか。もっとも、世界的な経済危機の中で、日本が不思議に各国から安心感をもたれるのは、「労使関係」の故かもしれない。

とにかくこの新書を読んで、組合関係者は、深く考え込んでもらいたい。
   

http://twitter.com/#!/konno_haruki/status/118920560813150208(konno_haruki)

>濱口桂一郎さんの『日本の雇用と労働法』(日経文庫)を、ようやく入手してよみはじめた。大学生協で探すも、棚置きで一冊だけ。新刊コーナーにもないという・・。しかし内容を読み始めると、1ページ目からしてすでに面白い。紙幅の関係なのだろうが、一つ一つ重大な事柄の本質を超簡潔につかんでいく

http://twitter.com/#!/rodokoyo/status/119001776551759872(S*Hashiguchi)

>濱口桂一郎さんより『日本の雇用と労働法』をいただきました。ありがとうございます。『新しい労働社会』+『労働法政策』+労働運動の歴史などがコンパクトにまとめられおりお得です。日本型雇用システムにとってのミネルバの梟のような本(願望も込めて)。

http://twitter.com/#!/ky_tama/status/120489529412030465(ky_tama)

>『日本の雇用と労働法』(日経文庫・濱口桂一郎氏著)を読了。11月の発表までに別の視点から知識を保持する目的で読んだ。ちなみにこれ読むと今年の労一選択が満点取れます!「電産型賃金制度」「能力主義管理」もバッチリ出てます!!ちなみに発刊は今年9月…。

いろんな立場から、評価されたり、されなかったり、というあたりも興味深いところです。

ちなみに、新著の影響か、旧著『新しい労働社会』もまた若干読まれているようで、こんな評も載ってました。

http://twitter.com/#!/namnam0215/status/120127944516575234(namnam0215)

>ただいま濱口桂一郎「新しい労働社会」 (岩波新書)を読んでるが、この人すごいね。主張に賛同するかどうかは別として、いちいち端的な文体で、論旨がまとまっている。頭が良い人なんだろうなあと思う。

評価はするが、主張に賛成はしがたい、という趣旨のようです。

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コメント

初めまして、namnam0215と申します。とあるメーカーで人事労政を担当している会社員です。先生のブログを折に触れて拝見しておりますが、小生のtwitterを引用していただいているのに気づき、たいへん驚きました。恐縮です。

どうも先生の主張に反対するつぶやきと受け止められたようで、自分の書き方が良くなかったと反省しています。まだ読み始めて間もない時のもので、かつ諸事情により読了していないのですが、むしろ読み進めるほどに納得しております。(最近、本腰を入れて日本の労働について勉強しようと思い、正しい現状認識のため先生の本を購入した次第です。)まだまだきちんと理解するには道半ばですが、先生の著書やブログでより深く勉強できればと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: namnam0215 | 2011年10月 4日 (火) 23時39分

ひねた反応をしてしまったようで、申し訳ありません。

わたくしの見解が「正しい現状認識」であるかどうかについては、人によって意見があるところでしょうが、筋道が一貫しつつかつ現実に適合したものだと(自分では)思っておりますので、namnam0215さんのように真摯に読んでいただける方は、大変有り難いと思っております。

投稿: hamachan | 2011年10月 5日 (水) 07時10分

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