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2011年10月28日 (金)

労働基準関係情報メール窓口開設

11月1日から、労働基準局が「労働基準関係情報メール窓口」を開設するようです。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001tcg5.html(賃金不払残業(サービス残業)などの情報提供メールを24時間受け付けます!)

>1 労働基準監督署が労働時間や賃金の問題について監督指導すべき事業場を的確に把握し、適切な指導を行うためには、労働者やご家族の方などから多くの情報を得ることが大変重要になっています。このため、厚生労働省では24時間受付が可能なメール窓口(「労働基準関係情報メール窓口」)を設けます。


2 「労働基準関係情報メール窓口」では、職場での長時間労働、賃金不払残業(サービス残業)をはじめとする労働基準法などに関係する問題がある場合に、電子メールで情報を受け付けます。受け付けた情報は、関係する労働基準監督署へ情報提供し、監督指導業務の参考として、役立てます。

メールで訴えること自体が申告になるというわけではなく、それを手がかりに当該企業、事業場を監督することを計画するということのようですね。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001tcg5-att/2r9852000001tchm.pdf

をみると、

>氏名等を記入していただく必要はありません。

ということですので、あまり思い詰めずに気軽にメールできる一方で、匿名をいいことに、いい加減な情報や嘘の訴えが送られる可能性もあるわけで、メールを受け取った後の対応が結構大変かも・・・という感じもします。

労働基準法違反をきちんと摘発していくことは重要なのですが、あんまり匿名通報文化がはびこるのはどうかなあ、という気もします。ほんとうは

>具体的な事案について対応をお求めの場合は、職場の所在地を管轄する労働基準監督署にご相談下さい

ってのが本筋ではあるわけです。

まあ、それがやりにくいという状況があるからなんですけど。

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