法学部やロースクールの人がいきなり読んでも理解は難しいのではないか
スラッシュドットの「shimashimaの日記」に、shimashimaさんの拙著『日本の雇用と労働法』に対する短評が。
ちょっと意外だったコメントは、
>自分の立場は大学時代に人事労務管理・労働経済に興味を持った学士で、労務管理ではなく法的な裏付け、特に判例による実際が指摘されていて興味深い。だが、法学部やロースクールの人がいきなり読んでも理解は難しいのではないかと感じた。
そう感じた大きな点は、労務管理の基礎をしらない人に「職能等級」などの用語が説明無しにでてくるのは辛いのではないだろうか。最低限の労務管理の用語を押さえておけば問題ないので、そこだけは注意した方がよい気がする。
最近は、賃金制度改革に絡む事件が結構多く裁判に出てきているので、少なくとも「職能等級」も知らないようでは、法学部やロースクールでも、まともな判例評釈などできるはずがないと思いますが、逆に外の人からはそういう「浮世離れした人々」だと思われていると言うことかも知れませんよ、法学部系の皆さま。
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