エイジング・フォーラム2011@目黒雅叙園
来る11月9日、10日に、「超高齢社会における“この国の在り方”を考え、産業振興を実現する」ということで、目黒雅叙園を会場に、「AGING FORUM 2011」が開かれます。
http://www.nikkeibp.co.jp/aging/forum/2011/program2.html
この全体像は:
シンポジウムⅠ 超高齢社会 アカデミアからの予測と課題
AGING FORUM 2011のオープニングは、国立長寿医療研究センター、東京大学高齢社会総合研究機構のアカデミアから、サイエンスに基づいた「超高齢社会の日本の現実」を予測。イメージギャップを正して、2030年、全世代でどのような社会を創造するかを提言。
基調講演
2030年ビジョン I ~ 超高齢社会 日本の現実
東京大学高齢社会総合研究機構 教授 辻 哲夫 氏
アカデミア・ブリーフィング
1.老年学の立場から
老いること、高齢者の現実 ~介護予防の重要性
国立長寿医療研究センター研究所長 鈴木 隆雄 氏
2.高齢者医療の立場から
在宅生活を支える医療とは ~特に認知症について
国立長寿医療研究センター病院長 鳥羽 研二 氏
3.労働経済学の立場から
高齢者労働市場をどのように創るか
慶應義塾大学商学部 教授 樋口 美雄 氏
4.超高齢社会の国民的コンセンサス
高齢者の概念をパラダイムシフトする(仮題)
国立長寿医療研究センター理事長・総長 大島 伸一 氏
パネルディスカッション I
2030年 超高齢社会のイメージ・ギャップを正す
~ 全世代で、どのような社会を創っていくか
座長:東京大学高齢社会総合研究機構 教授 辻 哲夫 氏
パネラー:上記4氏
シンポジウムⅡ 2030年 この国の在り方-超高齢社会における経済成長と地域の役割
産業界の超高齢社会対応の視点から経済同友会代表幹事・長谷川閑史氏が基調講演。産官学ブリーフィングとして、「マクロ経済」「社会保障と税財政」「地域社会」を論点に、超高齢社会の課題を抽出する。
基調講演
2030年ビジョン II ~ 超高齢社会における産業振興
経済同友会代表幹事 武田薬品社長 長谷川 閑史 氏
1.マクロ経済の課題
超高齢社会における経済成長と社会保障の好循環は可能か
三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長 中谷 巌 氏
2.社会保障と税財政の課題
持続する財政、社会保障のあり方
慶応義塾大学商学部教授 権丈 善一 氏
3.地域社会の課題
高齢化対応のための地域のあり方
(1)都市における超高齢社会への対応 東京都副知事 吉川 和夫 氏
(2)地方における超高齢社会への対応① 福井県知事 西川 一誠 氏
(3)都市における超高齢社会への対応② 千葉県柏市長 秋山 浩保 氏
パネルディスカッション II
2030年 超高齢社会 課題解決に向けての取り組み
座長:三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長 中谷 巌 氏
パネラー:長谷川 氏を含む上記5氏
第2日目:11月10日(木) 《午前の部・第一会場》 9:00 ~ 12:50
セッション1-1 超高齢社会の成長戦略Ⅰ
2011年現在の70歳は、30年前の70歳に比較して“11歳若い”ことが科学的に立証されている。健康年齢、体力年齢からみた高齢者の労働市場はどうあるべきか。「雇用延長」「定年制撤廃」「若年層とのベストミックス」を論点に高齢者労働市場を俯瞰する。
ブリーフィング
健康年齢から考える高齢者労働市場 その雇用、就労
座長:慶應義塾大学経済学部 教授 太田 聰一 氏
講演(1)高齢者雇用の現実と2030年高齢者労働市場の創出
労働政策研究・研修機構 統括研究員 濱口 桂一郎 氏
講演(2)雇用創造 若年と中高年のベストミックス
学習院大学経済学部教授 脇坂 明 氏
講演(3)中小企業における定年制撤廃と高齢者雇用
西島株式会社代表取締役社長 西島 篤師 氏
ディスカッション
座長:太田 氏
パネラー:濱口 氏、脇坂 氏、西島 氏
セッション1-2 高齢社会の成長戦略Ⅱ
20年後の社会。住宅、街、コミュニティはどのようにあるべきか。東日本大震災の復旧・復興に伴う“街づくり”を含め、「虚弱な高齢者と元気な高齢者の共存」「ICTネットワーク活用」をテーマに、超高齢社会の都市、町、村を展望。
ブリーフィング
超高齢社会の住宅、街、コミュニティのあり方
座長:東京大学高齢社会総合研究機構 機構長 鎌田 実 氏
講演(1)2030年の住宅、街、コミュニテイ~東日本大震災を乗り越えて
株式会社プランテックアソシエイツ代表取締役会長兼社長 大江 匡 氏
講演(2)虚弱な高齢者に優しい街づくり
人間総合大学保健医療学部学部長 柴田 博 氏
講演(3) ① 理想的な超高齢社会を創るICTネットワーク
日本ヒューレット・パッカード代表取締役執行役員 小出 伸一 氏
② 高齢者市場における企業の役割(仮題)
ユニ・チャーム株式会社 代表取締役 社長執行役員 高原 豪久 氏
ディスカッション
座長:鎌田 氏
パネラー:大江 氏、柴田 氏、小出 氏、高原 氏
第2日目:11月10日(木) 《午前の部・第二会場》 9:00 ~ 12:40
セッション2-1 超高齢社会のコンセンサス作り
AGING WELLとは、“より良い加齢”のこと。同時に“いかに生き、いかに死ぬか”の国民的コンセンサスも重要である。このセッションでは、座長・齋藤康氏(千葉大学学長)のもと、超高齢社会における「国民教育」「終末期医療」「延命治療」を議論する。
ブリーフィング
AGING WELL~いかに生き、いかに死ぬか
座長:千葉大学学長 齋藤 康 氏
講演(1)死生観~AGINGに向けた国民教育
東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター 特任研究員 会田 薫子 氏
講演(2)終末期医療の実際 2030年 医療の課題
国立長寿医療研究センター病院長 鳥羽 研二 氏
講演(3)終末期医療と延命治療。特に胃ろうの是非を問う
国際医療福祉大学教授 鈴木 裕 氏
ディスカッション
座長:齋藤 氏
パネラー:会田 氏、鳥羽 氏、鈴木 氏
セッション2-2 超高齢社会の成長戦略Ⅲ
「病院で死なない。家で死ぬ」。このことは多くの国民が望んでいる。地域医療の本流が在宅医療に向かう中で、超高齢社会における地域医療のあり方をテーマに、「訪問医療の原点」「コミュニティケア」「虚弱高齢者との共生」を論点として展開。
ブリーフィング
在宅医療~病院から在宅へ。地域医療再編による新しい市場
座長:国立長寿医療研究センター理事長・総長 大島 伸一 氏
講演(1)訪問医療の原点 超高齢社会の在宅医療
佐久総合病院地域ケア科医長 北澤 彰浩 氏
講演(2)在宅医療とコミュニティケア
おやま城北クリニック院長 太田 秀樹 氏
講演(3)虚弱な高齢者の機能回復。元気な高齢者との共生
藤田衛生保健大学リハビリテーション科教授 才藤 栄一 氏
ディスカッション
座長:大島 氏
パネラー:北澤 氏、太田 氏、才藤 氏
第2日目:11月10日(木) 《午後の部・第一会場》 13:30 ~ 17:05
シンポジウムⅢ 2030年へのロードマップ “この国を創る”
本FORUMのエンディング・テーマは、この国をどのように“創る”か。基調講演「ロードマップこの国を“創る”」(三菱総研理事長・小宮山宏氏)につづき、「地域社会」「社会保障」「政治」、「産官学政をどう結ぶか」を論点として、来年SUMMIT開催の展望を語る。
基調講演
2030年へのロードマップ この国を“創る”
三菱総合研究所理事長 小宮山 宏 氏
1.地域社会の視点から
産官学で取り組む新しい街づくり
東京大学高齢社会総合研究機構 教授 秋山 弘子 氏
2.社会保障の視点から
税と社会保障の一体改革をどのように進めるか
~国民的合意形成のために
全国社会保険協会連合会理事長 伊藤 雅治 氏
3.政治・立法府の視点から
(1)超高齢社会に向けた医療政策。意思決定の革新
民主党 参議院議員 梅村 聡 氏
(2)2030年 産業振興のための国家的支援
自由民主党 衆議院議員 西村 康稔 氏
4.企業・産業の視点から
あるべき社会の実現のために、産官学政をどう結ぶか
慶應義塾大学大学院教授 佐々木 経世 氏
パネルディスカッション III
2030年へのロードマップ この国を“創る”
座長:東京女子医科大学教授 渡辺 俊介 氏
パネラー:小宮山 氏を除く上記5氏
ご覧の通り、高齢社会に関わるさまざまな論点が取り上げられております。慶應の樋口先生や権丈先生もそれぞれのコーナーでご出場されるようですが、わたくしは2日目の朝イチで、「超高齢社会の成長戦略Ⅰ」というセッションで、高齢者雇用関係についてお話しをし、パネルディスカッションに参加する予定です。
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