八代尚宏と濱口桂一郎の対比
これは、八代尚宏さんの新著『新自由主義の復権』(中公新書)の短評ですが、八代さんとわたくしをこういう風に対比させて論じています。趣旨はおおむね正しいと思います。
http://slashdot.jp/~shimashima/journal/537713
>「新自由主義の復権 日本経済はなぜ停滞しているのか」は以前から読んでいる八代先生の最新書。世間的にはかなり誤解されている気がするのだが、言っていることは極めて真っ当で結構好きだ。同じ労働経済学を専門としている濱口桂一郎さんとの対比が気になっている。濱口先生は9月に大学の教科書として書いた書籍がでるそうなのでこちらも読んでみたい。
八代先生は新自由主義、濱口先生は欧州型社会民主主義の立場と基本的な思想の違いはあるが、労働経済分野での意見についてはかなりの部分合致するのではないかと思っている。待った(ママ)違う価値観から出発し、政策論では一致する。そうなるのではと思いいまから楽しみにしている。
はい、楽しみにしていて下さい。
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引用元の文章を書いた者です。労働経済・労働市場に興味がある普通のサラリーマンでしかないので、濱口さんのBlogで紹介されて驚いております。
ちょっと誤解されているようですが、元の文章は「新自由主義の復権」を実際に読んでの評ではなく、購入に至った動機で書籍自体未読です。
きちんとした感想については読了後に書いていきます。
投稿: shimashima | 2011年8月30日 (火) 16時58分