急性白血病で作業員死亡 作業との因果関係なし
産経の記事から、
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110830/bdy11083013180003-n1.htm(急性白血病で作業員死亡 福島第1原発に従事「作業との因果関係なし」)
>東京電力は30日、福島第1原発の復旧作業に当たっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。この作業員の被ばく線量は0・5ミリシーベルトで、東電は「医師の診断によると作業と死亡の因果関係はない」と説明している。
東電によると、男性は8月上旬から1週間、放射線管理などの業務に従事。体調不良を訴え診察を受けたが、その後死亡した。内部被ばくはゼロだった。就労前の健康診断では問題がなかったという。16日に元請け企業から東電に連絡があった。
これはその通りだと思います。今回の福島第1原発での作業が原因で白血病になったというわけではないことは確かなのでしょう。
ただ、問題は、
>東電によると、急性白血病に関する厚生労働省の労災認定基準は年間5ミリシーベルト以上の被ばく、1年間の潜伏期間などがある。この男性の福島第1原発での作業は、基準に達しないという。同原発の作業に従事する以前の職歴については分かっていないが、東電は「これ以上調査する予定はない」としている。
そこが分からない、というところに、実は最大の問題があるわけなのでしょうね。この記事だけでは何とも分かりませんが、今まであちこちの原発で作業してきて、長年被曝してきた人である可能性も高いようにも思われます。
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