「合意」の国、「和」の国
土居丈朗さんが、デンマークに現地調査に行って感じたことをツイートされていますが、最後のこの言葉がすべてを物語っているように思います。
http://twitter.com/#!/takero_doi/status/106356309464596480
>デンマークの現地調査を終え、デンマークは「合意」の国ということを痛感。年金改革についての超党派合意、労使の賃金交渉の合意。対立してても最後には(良い意味で)合意するという。財政政策で近年対立がおさまらない「和」の国日本との違い感じる
まさに。
何にせよ、法律家にせよ、経済学者にせよ、一度デンマークに行って現地をきちんと見てくると、言うことがレベルアップしますね。
上の引用の少し前の一連のツイートも並べておきます。
こういう素直な言葉が、さりげなくある種の人々に対する意図せざる皮肉になってしまうところが、実に面白いところです。
http://twitter.com/#!/takero_doi/status/105889635598745600
>昨日のコペンハーゲンでの現地調査、社会保障の給付を維持・増やしたいなら負担増を受入れ、負担増を避けたいなら給付減を受入れるという民主主義下の国民の意識を予想通り痛感。No Free Lunch!社会保障給付を維持or増やしたいのに増税反対というどこかの国民とは対極
http://twitter.com/#!/takero_doi/status/105890773895086080
>デンマークの高齢者は、高齢化により政治力増しているが、世代間対立を避けたいと認識し行動している様子。社会保障給付を維持or増やすのに高齢者の負担増忌避し若年世代に負担をつけ回すような事は避け、負担増避けるために高齢者への給付減を甘受も。日本の高齢者にもこの発想必要
http://twitter.com/#!/takero_doi/status/106355094362128386
>コペンハーゲンの街中には、セブンイレブンが至る所にあった。従業員は、フルタイム労働者でないとしても、正規・非正規の差異がない同一労働同一賃金の国。所定労働時間以上は働けないので、雇用者はオーバータイムになると残業手当を欲するのではなく働くのをあっさりやめ休むという割り切り
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