「サービスはタダ」の階級論的根拠
五十嵐泰正さんのつぶやきから、
http://twitter.com/#!/yas_igarashi/status/96097452612001792
>サービスがタダだと思われてるからなぁ。この国では。上級財と下級財の区別もないし。消費者天国。海外から来た人がこの末端までの「おもてなし」に驚嘆するのはよくわかるけど、労働者的には「一億総中流社会」の負の遺産でしょうね。
比喩的に言えば、チップを渡す側と渡される側の階級的分離が消滅してしまったことの社会的帰結なのかも知れません。
もともと「サービス」とは「労務」という意味で(英語でcontract of serviceは雇用契約、contract for serviceは請負契約)、サービスがタダというのは、労働に対価を払わないという意味にしかならないはずなんですが、それがこういう風になってしまっているというところに、20世紀日本社会の経験した「大転換」の痕が色濃く残っているというべきなのでしょうか。
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