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2011年8月31日 (水)

浅倉・島田・盛『労働法 第4版』

L12445 有斐閣アルマの教科書である浅倉むつ子・島田陽一・盛誠吾『労働法 第4版』をお送りいただきました。ありがとうございます。

>労働にまつわる問題の現状と課題を知り,法的視点から考える力を養う,スタンダード・テキスト。新規判例を多数取り入れ,労働契約法も一層詳細に解説した。労働をとりまく諸条件の変化とともに変わりつつある労働法のダイナミズムを体現した,待望の第4版。

第3版の時と同じ文言ですが、著者紹介の中の盛誠吾先生の「読者へのメッセージ」を引用しておきましょうか。

>私が学生時代に労働法を専攻したきっかけの一つは、≪賃金闘争において、労働者側は必ず敗北する。なぜなら、資本家の団結は慣習となっており、効果的なものであるのにたいして、労働者たちの団結は厳しく禁止されているからだ≫という趣旨の、マルクスの『経済学・哲学草稿』の冒頭の一節を読んだことだった。時代は変わり、労働者には団結権が保障されている。しかし、今、そのことの意味をどれだけの労働者が理解し、実践しているだろうか。労働者にとって厳しい現状であればこそ、「団結は力」であることを改めて考えて欲しい

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