ものすごい正論に痺れた hamachanに聞かせてあげたい
というコメントに惹かれて(?)本文を読んでみましたが、まさに痺れる正論でしたな。
旧切込隊長こと「やまもといちろう」氏のブログから、
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2011/08/post-60a8.html(インターンを無償のバイトで”使える学生選別の機会”と思ってる馬鹿ベンチャーの経営者ちょっとこい)
>ええと、就職活動が大変なのは、確かに学生の悩みだし、良い会社に入りたいけどその窓口がなかなか開かない、どうしたらいいのかずっと考えている状態であることは間違いないです。でもだな、いかにもなベンチャー企業が、その将来性やブランドを過剰に喧伝して学生を惹きつけ、無料、あるいはバイトにも満たない賃金で結構キツい働かせて、ヘバる学生が出ると「根性が足りない」とか平気でブログやtwitterで書くのは、それブラックなだけだから。
ベンチャーは深夜労働当たり前、働き倒して当然、だから成長企業なのだとか言ってるベンチャー経営者は、搾取とか傲慢という以前に問題外の駄目な奴認定するほかないです。働きたい学生の、足元を見ているだけ。そんなのインターンじゃないですよ。ブラックリスト作って飯田橋に駆け込みたいぐらいです。
派遣社員切りとか他の会社の人事労務のありようは一丁前に批判したり笑ったりしているくせに、あるいは、最近の新卒は鍛え方が足りないとか使える奴だけ残すとか都合の良いことを言うくせに、うちは面白いことだけを社員にやらせますだのこの業界の登竜門になります的な口当たりの良い話ばかりをするのはどうなんでしょうね。
会社としてのセルフプロモーションというか、ブランディングの一環だ、というのは分かりますし、使えるかどうか分からない学生をOJTするコストを考えればと言いたいのでしょうし、そこは理解します。でもねえ、バイトであれ正社員であれ、面接をして選別をしてから来て貰う形になっているわけでしょ。インターンも、立派なエントリーサイト作って書類審査して「こいつ、使えるんだろうか」「うちの社風に合うのだろうか」と吟味して入れてるわけでしょ。
企業としてのモラルとかそういう綺麗事じゃなくて、一取引先としてもそういうのを見るとやっぱり退きます。せめて、短い期間でも人を働かせて人生を預かるからには、最低限の賃金はしっかり支払って相手と向き合う必要があるんじゃないでしょうかね。
隊長、どうしちゃったの?
まあ、最後に
>もっとも、弊社は業界標準からすると少し賃金安めではありますけれども。社員からは死ねと思われているかもしれませんけれども。死にません。
と、いつもの隊長ぶしがちらりと顔を出してますけど。
それにしても、なんでここでhamachanが出てくるかというのが・・・。
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