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2011年7月16日 (土)

日本の雇用と労働法 (日経文庫)

amazonに出版予定が掲載されたようなので、一応こちらでも告知しておきます。

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9B%87%E7%94%A8%E3%81%A8%E5%8A%B4%E5%83%8D%E6%B3%95%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89-%EF%BC%88%E6%97%A5%E7%B5%8C%E6%96%87%E5%BA%AB%EF%BC%89-%E6%BF%B1%E5%8F%A3-%E6%A1%82%E4%B8%80%E9%83%8E/dp/4532112486

>>日本の雇用と労働法 (日経文庫) [新書]
濱口 桂一郎 (著)
価格: ¥ 1,050
新書
出版社: 日本経済新聞出版社 (2011/9/16)
ISBN-10: 4532112486
ISBN-13: 978-4532112486
発売日: 2011/9/16
Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 145,549位

何で発売の2ヶ月前からベストセラーランキング14萬なんたら位がつくのかよく分かりませんが、まあそういうことです。

ちょうど2ヶ月先の9月16日の発売予定です。

9月下旬から法政大学社会学部で非常勤講師をすることになっておりますので、そのテキストということで執筆いたしました。

現時点での目次(予定)は次の通りです。

http://homepage3.nifty.com/hamachan/nikkeimokuji.html

濱口桂一郎『日本の雇用と労働法』日経文庫(目次) 
 
第1章 日本型雇用システムと労働法制
 
Ⅰ 日本型雇用システムの本質とその形成
1 メンバーシップ契約としての雇用契約
(1) 職務の定めのない雇用契約
(2) 雇用管理システム-入口と出口とその間
(3) 報酬管理システム-賃金制度と労働条件
(4) 労使関係システム
(5) 陰画としての非正規労働者
2 日本型雇用システムの形成
(1) 親方システム
(2) 日本型雇用システムの原初的形成
(3) 戦時体制下の拡大と変容
(4) 戦後労働運動による再鋳造
(5) 経営主導による再構築
 
Ⅱ 日本型雇用システムの法的構成
1 ジョブ契約としての雇用契約
(1) 民法上の雇用契約
【コラム】労務賃貸借と「奉公」
(2) 法律上のメンバーシップ契約
(3) 古典的労働法における労働契約
2 メンバーシップ型に修正された労働法制
(1) メンバーシップ型に修正された判例法理
(2) メンバーシップ型を前提とする政策立法
3 就業規則優越システム
(1) 雇用契約の空洞化と就業規則の優越
(2) 就業規則の歴史
(3) 就業規則法理の確立
(4) 就業規則の不利益変更法理
(5) 企業秩序と懲戒処分
 
第2章 雇用管理システムと法制度
 
Ⅰ 入口-募集・採用
1 新規学卒者定期採用制の確立
(1) 確立以前
(2) 新規学卒者定期採用制の形成
(3) ホワイトカラー層の採用管理
(4) 戦時体制下における採用統制
(5) 新規中卒者の定期採用制度
(6) 新規高卒採用制度の確立
(7) 大卒者の増大と学卒労働市場の変容
2 日本型採用法理の確立
(1) 広範な採用(メンバーシップ付与)の自由
(2) 「内定は雇用契約」法理
【コラム】身元保証
 
Ⅱ 出口-退職・解雇
1 定年制の確立
(1) 確立以前
(2) 定年制の形成
(3) 戦後定年制の確立
(4) 60歳への定年延長
(5) 65歳までの継続雇用
2 日本型雇用維持法理の確立
(1) 1950年代の解雇紛争と解雇権濫用法理
(2) 1970年代の雇用調整と整理解雇法理
(3) 解雇規制の法制化
 
Ⅲ 人事異動
1 定期人事異動の確立
(1) 生産性運動と配置転換の確立
(2) 出向・転籍の出現と拡大
2 人事権法理の確立
(1) 配置転換(職種変更)法理の確立
(2) 配置転換(勤務地変更)法理の確立
(3) 出向と転籍の法理
(4) 企業組織変動
 
Ⅳ 教育訓練
1 企業内教育訓練の確立
(1) 養成工制度の形成と再建
(2) 技術革新と企業内教育訓練体制の確立
(3) 能力主義管理の形成と展開
【コラム】QCサークルと自主管理
(4) 教育訓練の義務と権利
2 公的教育訓練政策
(1) 公的職業教育
【コラム】学歴詐称
(2) 公共職業訓練
(3) 企業内訓練助成への転換
(4) 自己啓発からキャリア形成支援へ
 
第3章 報酬管理システムと法制度
 
Ⅰ 賃金制度と人事査定
1 年功賃金制度の確立
(1) 年功賃金制度の形成
(2) 生活給思想と賃金統制
(3) 電産型賃金体系
(4) 職務給の唱道
(5) 職能給の確立
【コラム】家族手当
2 人事査定制度
(1) 戦前の査定制度
(2) 電産型賃金体系
(3) 能力主義の確立
(4) 成果主義の登場と迷走
3 賃金処遇と判例法理
(1) 不当労働行為としての査定差別
(2) 職能資格制度における昇級・昇格と降級・降格
(3) 成果主義賃金における査定
 
Ⅱ 労働時間と生活・生命
1 労働時間規制の空洞化
(1) 工場法から労基法へ
(2) 労働時間規制の空洞化
(3) 年休制度の空洞化
(4) 「時短」から弾力化へ
(5) 長時間労働の雇用システム的要因
【コラム】月給制と時給制
2 仕事と生活の両立
(1) 女子保護規制とその廃止
(2) 育児休業と両立支援法政策
(3) ワークライフバランス政策の登場
3 過労死・過労自殺問題
(1) 労災補償制度と安全配慮義務
(2) 過労死・過労自殺問題
(3) 安全配慮義務とプライバシー
 
Ⅲ 福利厚生
(1) 共済組合
(2) 福利厚生の立法化
(3) 企業福祉体制の確立と変容
(4) 退職金制度の復活と企業年金の変貌
(5) 退職金・企業年金をめぐる判例法理
 
第4章 労使関係システムと法制度
 
Ⅰ 団体交渉・労働争議システム
1 労働運動の展開
(1) 労働運動の発生
(2) 労働運動の激発
(3) 戦間期の労働運動
(4) 終戦直後の労働運動
【コラム】工職身分差別撤廃闘争
(5) 急進的労働運動の挫折と協調的労働運動の制覇
(6) 春闘の展開
2 ジョブ型労使関係法制のメンバーシップ型運用
(1) 戦前の試み
(2) ジョブ型労使関係法制の形成
(3) 労働協約の役割
(4) メンバーシップ型に部分修正された労使関係法制
(5) メンバーシップ型の争議行為
【コラム】個別紛争解決システムとしてのコミュニティユニオン
 
Ⅱ 企業内労使協議システム
1 工場委員会から労使協議会へ
(1) 確立以前
(2) 工場委員会体制
(3) 産業報国会体制
(4) 経営協議会体制
(5) 労使協議会体制
【コラム】生産管理闘争と生産性運動
(6) 労使協議制の再確立と衰退
2 労使協議法制への試み
(1) 戦前の試み
(2) 戦後の試み
 
Ⅲ 管理職
(1) 親方から職長へ
(2) 労働組合と管理職
(3) 労働時間と管理職
(4) 日本型雇用システムにおける管理職
【コラム】人事部
 
第5章 日本型雇用システムの周辺と外部
 
Ⅰ 女性労働者と男女平等
1 女性労働の展開
(1) 女工哀史と温情主義
(2) 女事務員
(3) 戦時体制と女性の職場進出
(4) 戦後改革と女性労働
(5) OL型女性労働モデルの確立
【コラム】社内結婚の盛衰
(6) コース別雇用管理
2 男女平等法制への展開
(1) 男女同一賃金
(2) 女子結婚退職制と男女別定年制
(3) 男女雇用機会均等法
 
Ⅱ 非正規労働者
1 臨時工から主婦パート、フリーターへ
(1) 「非正規労働者」以前
(2) 臨時工の誕生
(3) 戦時体制の影響
(4) 臨時工問題の復活
(5) パートタイマー
(6) 派遣労働者等
(7) フリーター
(8) 契約社員
【コラム】嘱託
2 非正規労働法制の展開
(1) 臨時工対策
(2) 非正規労働者の雇用終了法理
(3) 非正規労働者の均等待遇
 
Ⅲ 中小企業労働者
(1) 二重構造の誕生
(2) 中小企業対策としての最低賃金制
(3) 中小企業と合同労組
(4) 中小企業労働者の性格
【コラム】社外工と構内請負
 
終章 日本型雇用システムの今後
 
Ⅰ 雇用管理システムの今後
1 日本型採用システムの動揺
(1) 年齢差別禁止政策の浮上
(2) 学校と職業の接続問題
(3) 採用システムの今後
2 継続雇用政策の動揺と雇用維持法理への疑問
(1) 継続雇用から年齢差別禁止へ?
(2) 雇用維持法理への疑問
3 配置転換法理(勤務地変更)の動揺
 
Ⅱ 報酬管理システムの今後
1 賃金制度の今後
(1) 同一労働同一賃金原則の浮上
(2) 迷走する成果主義を超えて
2 実労働時間規制の導入へ?
 
Ⅲ 労使関係システムの今後
(1) 労使委員会制度をめぐる動向
(2) 非正規労働者と集団的労使関係システム

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コメント

いつもブログを拝読しております。

「新しい労働社会」と比較してどのような特徴がある著作になりますでしょうか?

上で述べたように、テキストブックですので、「自説を世に問う!」というよりは、今日までの知見を淡々と要約的に説明するというものです。
ただ、経済学、社会学系の方々にはそちらの労働問題研究と労働法理論がどうつながっているかがよくわかるでしょうし、逆に法学系の方々には、判例法理がいかなる社会的現実の上に立脚して形成されてきたのかがよく理解できるのではないかと思います。

ありがとうございます。

私にとっては労働法の理解の助けになりそうです。

テキストブック形態なので、読むのには根気が多少必要そうですが(笑)、楽しみです!

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20111202
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20111201

横須賀市の病院で
小児科医の偽装出向が行われているのでは、という話題です

労働者は誰も搾取されていないようですが、給与を負担する者(病院の収入の源である支払者)に対する不実行為でしょうか

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