雇用構築学研究所ニューズレター36号
石橋はるかさんから雇用構築学研究所ニューズレター36号をお送りいただきました。
編集後記を書いているのは、弘前大学を卒業して陸奥新報で新聞記者をしている弘前の石橋はるかさんで、もう一人の研究員の野添幸輔さんは鹿児島大学の学生さんでと、日本を縦断する研究チームですね。
そこにわたくしも「新規学卒者定期採用制の歴史と法理とその動揺」を寄せております。昨日の理論科研でお配りした資料の一つでもあります。中身はたいして目新しいことは書いておりません。
http://homepage3.nifty.com/hamachan/aomori36.html
これと並んで、前号に引き続き岩手県庁の金戸伸幸さんが「学校教育とキャリア教育または職業教育との「間」」という力作を書かれています。これは読まれる値打ちのある文章なので、もし本誌が近くにあれば是非お読み下さい。
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前号に引き続き拙文に言及いただきましてありがとうございます。
実は、先日現物をいただくまで本誌の構成を知らなかったため、濱口先生の寄稿の直後に拙文が掲載されていて大変恐縮しております。とても「力作」などとはいえない拙文ですが、濱口先生の寄稿から葛西弁護士の寄稿まで合わせ読むと、「新規学卒者の職業への接続」にまつわる流れができているようで、編集の妙を感じました。
投稿: 金戸伸幸 | 2011年7月 6日 (水) 23時37分
わたしも、実物を見るまでほかにどなたが書かれているのか知りませんでした。編集担当の石橋はるかさんの見通しの良さの現れでしょうか。
金戸さんの論文の力作ぶりを示すために、全体の目次だけ示しておきます。実物は、東京の方でしたらJILPTまで来ていただければ読めます。
1.はじめに~教育と職業の関係
2.世界史の復習~イギリスの産業革命を中心に
(1)教育が家庭の中で行われる「徒弟制度」
(2)貧民児童を対象とする「教区徒弟制度」
(3)労働力形成のための「ワークハウス・スクール制度」
(4)「ワークハウス・スクール制度」から公教育へ
3.日本の「教育」事情~キャリア教育は職業教育か
(1)19世紀イギリスと現代日本の類似点?
(2)日本における職業教育の系譜
(3)企業内部化された社会保障制度の限界
(4)「職業教育」か「キャリア教育」か
(5)「教育」か「education」か
(6)「コミュニケーション能力」論に逃げ込まないために
4.まとめにかえて~復興に向けた社会保障の拡充の可能性
金戸さんらしいこんな感想も;
>あくまで私の個人的な感想ですが、スピーナムランド制度の導入から約40年後に、救貧法が改正されて救済の範囲が制限されてしまう経緯は、日本で戦後40年が経過した1990年代に、護送船団方式や既得権益に対する反発から規制緩和が唱道された頃の状況を思い起こさせます。
普通あんまり思いつかない対比です。
投稿: hamachan | 2011年7月 7日 (木) 10時06分