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2011年6月 3日 (金)

ILOがメイドさん条約を審議

先日、いささかアレなサイトの記事をネタに、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-3967.html(メイドさんの労働法講座)

を書きましたが、いやいや、世界的にはメイドさん-家事労働者の労働条件についての関心が高まっているのですよ。

本ブログでもたびたび引用している「シジフォス」の水谷さんが、日経新聞の記事をネタに、

http://53317837.at.webry.info/201106/article_3.html(日本だって家事労働者ILO条約の批准を )

を書かれています。

>日本経済新聞が昨日の朝刊でILOの「家事労働条約」の記事を掲載していた。実は、かねてから労基法116条に定められた「労基法の適用除外」について疑問と関心をもっていた。ご存じない方のために(念のため?)第116条の2項には「労働基準法は、同居の親族のみを使用する事業、および、家事使用人には、適用しない。」と定めている。
第1項の船員などはある程度理解できるが、家事使用人をことさら労基法から除外する理由に納得できなかった。メイドなどであれば、労働時間、休憩など関係なくいくらでも酷使できるということなのか…。

Wcms_156064 ILOのサイトには、今回の総会に提出される報告書をはじめ、この問題に関わる文書や記事がここに載っています。関心のある方々はどうぞ。

http://www.ilo.org/ilc/ILCSessions/100thSession/on-the-agenda/decent-work-for-domestic-workers/lang--en/index.htm(Decent work for domestic workers)

条約案と勧告案の概要を、ILO東京事務所の訳した資料でみると、

http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/downloads/2011ilc.pdf

Cn1905 >家事労働者のディーセント・ワークに関する条約及び勧告が採択されることにより、労働人口の相当な割合を占めているにも関わらず、職場が家庭内であることから、賃金、労働時間、休暇等といった労働者としての地位が不明瞭であるばかりか、虐待・差別、強制労働、児童労働・プライバシーの欠如等といった危険が現存する家事労働者の労働実態を働きがいのある人間らしい(ディーセントな)ものにし、労働における基本原則及び基本的権利並びに社会的保護を行きわたらせることが期待される。

条約案は、国際労働基準が、原則として家事労働者にも適用されること等を確認した前文と全19か条の規定から成る。条約案には、家事労働者を保護する実体規定として、家事労働者に対する雇用条件の通知義務(移民家事労働者に対する場合は書面によることを明記)、虐待や暴力からの保護、プライバシーの保護等が定められている。また、労働条件の向上に向けた規定として、労働時間、超勤手当、休暇、賃金手当の支払条件、労働安全衛生の確保、母性保護を含む社会保障、紛争解決手段の確保について、家事労働者が、それ以外の労働者に劣らぬ保護を享受できるよう各締約国が適切な措置をとる旨が規定されている(労働安全衛生及び社会保障については、段階的な適用を許容)。

勧告案は、条約の規定を具体化することにより、これを補完し、その実施を促すための全23項目から成る。その内容は、結社の自由及び団体交渉権、強制労働の禁止、職場での差別の排除、児童労働の禁止といった労働における基本原則を実現するための規定をはじめ、雇用契約に盛り込むべき条件の例示、住込み家事労働に対する配慮事項、移民家事労働者の保護等といった労働条件の向上に直結する事項などである。

とのことです。

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