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2011年6月 9日 (木)

中村和雄・脇田滋『「非正規」をなくす方法 雇用、賃金、公契約』

9784406054799l 弁護士の中村和雄さんと労働法学者の脇田滋さんの共著『「非正規」をなくす方法 雇用、賃金、公契約』(新日本出版社)をお送りいただきました。ありがとうございます。

版元の宣伝よりも、著者の中村さんのブログの宣伝文句の方を引用しておきますと、

http://neo-city.sblo.jp/article/45422449.html

>このたび、脇田滋教授と共著で「『非正規』をなくす方法」というタイトルの本を出版させていただくことになりました。税込み1680円です。わが国に広がる正規雇用と非正規雇用の格差を是正していくためにどうしたらいいのか、具体例なども入れて、なるべくわかりやすく提案させていただいたつもりです。
 けっして、むずかしい「法律書」ではありません。私が調査したデンマークの制度や脇田教授の調査された韓国の制度の紹介、公契約条例制定など最新の情報を満載しています。

 ワーキングプアを生み出す「非正規」雇用というわが国の働き方を是正していくために、本書が少しでもお役に立てればうれしい限りです。

冒頭の、中村さんの文章は、いきなりあるシングルマザーの方の言葉から始まりますが、これ、今年2月14日の日弁連シンポで語られたものですね。私はこのシンポのパネリストだったので、よく覚えています。

そこから始まって、中村さんと脇田さん交互の執筆で、次のような内容になっています。

第1章 「非正規」な雇用とは何か

第2章 日本の非正規雇用政策のあゆみ

第3章 「期限つき雇用」をどう考えるか

第4章 最低賃金引き上げのために必要なこと

第5章 同じ仕事なら賃金も同じはず

第6章 「公務でもワーキング・プア」でいいのか

第7章 公契約条例がもつ意味

第8章 社会保障制度をめぐるたたかいと連動して

第9章 デンマークの働き方に学ぶ

第10章 韓国の労働運動に学ぶ

中村さん自身、かなりの数の非正規関連裁判の弁護士として活躍してこられているので、それらの生々しい記述が多く描かれています。D大学とかR大学とかも出てきてますね。

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コメント

中村弁護士と 脇田滋教授の肉声をお聞きください。

その迫力に圧倒されます。


http://ow.ly/5RuyA

http://ow.ly/5RuAv

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