福島第一原発で常時医師を配置する体制が整いました
本日、厚生労働省につい先日設置されたばかりの福島第一原発作業員健康管理等対策推進室から、「福島第一原発で常時医師を配置する体制が整いました」という発表がありました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001dnaj.html
>このたび、別紙のとおり、(独)労働者健康福祉機構(※1)に対し、福島第一原発の労働者の健康管理に従事する医師の派遣について、協力を要請した結果、常時医師を配置する体制が整いましたので、報告いたします。
○ 現在、東京電力株式会社福島第一原子力発電所(以下、「福島第一原発」という。)においては、事故の収束に向け、多くの労働者の方に従事いただいております。
○ こうした労働者の健康管理に当たっては、作業の特殊性にかんがみ、緊急時に医師が速やかに対応できる体制を構築する等の特段の対応が必要です。
○ このたび、福島第一原発において、常時医師を配置する体制を整備する観点から、(独)労働者健康福祉機構(※1)に、医師の派遣を要請いたしました。
○ これまでの産業医科大学から派遣されている医師(※2)に加えて、労災病院の医師が配置されることにより、福島第一原発内において、24時間体制の労働者の健康管理が可能となります。
日本の明日が懸かっているとも言える福島原発の作業員たちの健康を守るために、労災病院の医師たちにも動員がかかりました。
その要請書を見ると、
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001dnaj-att/2r9852000001dnc9.pdf
1 場所 福島第一原発
(福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22番地)
2 期間 当面の間
3 その他
・ 交通費、宿泊費等の実費及び報酬は東京電力株式会社が負担すること。
・ 業務内容等の詳細については、東京電力株式会社と調整すること。
期間は「当面の間」で、業務内容の詳細は東電と要調整という、つまりお金は東電が出すということ以外は現場で臨機応変に、ということですね。まあ、そうとしか言いようがないのでしょうが。
« 日本経団連で海老原嗣生さんと初対面 | トップページ | 原発作業員の労働環境調査 厚労省立ち入り »
コメント