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2011年5月26日 (木)

福島原発 作業員の胸中は・・・@東京新聞

本日の東京新聞の24-25面に「こちら特報部」として、標記の特集記事が載っています。福島原発に全国から集められた作業員たちの宿泊場所になっているいわき市湯本温泉のルポです。

ネット上にはアップされていないのですが、作業員の発言だけでもいくつか引用しておきます。いろいろな読み取りようがあるとは思いますが、これが彼らの率直な思いであることだけは間違いないのですから。

>「テレビで「頑張って」なんて言ってっけど、これ以上、何を頑張れっていうの。できることはやってるって」と腹立たしく感じている。

>「原発反対を言うのは簡単だあ。だけど、福島からの電気は関東に送られていたことを忘れてほしくねえ。それなのに福島県から避難した子どもがいじめられたなんて話を聞くと悔しくてしょうがない」と唇を噛んだ。

浜岡から来た作業員は

>「いくら人手が足りないと言っても、ずぶの素人にはやらせられないだろ」

>「浜岡で働いていた作業員の半数は働き場がなくなるんじゃないか。停止するのは勝手だけど、俺らの生活はどうしてくれるんだ」と語気を強めた。

本職はとび職という男性は

>「俺もなんかやらなきゃって思っていた」という。

>「原発に呼ばれたときは、よし来たと思ったね。金の問題じゃないよ」

自宅が浪江町にある男性は、

>「仕事があるだけ、まだまし」と思っている。ことさら明るく振る舞っているようにも見える。

同じく浪江町から避難してきた青年は、

>「俺はもともと原発には反対だった。恩恵を受けたことはないし。事故が収束したって、一旦汚染された土地になんか誰も住みたくないよ。家は東電に買い上げてもらうしかない」と憤った。

>それを聞いた男性は「気持ちは分かるが、きれいごとだけでは食べていけない。ここらへんで生きていこうと思えば、原発に頼るしかない」と寂しそうに笑った

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