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2011年5月22日 (日)

大澤真幸「福島第一原発の現場労働者を」が良いこと言ってる

大澤真幸さんというのは、社会学者の中でもなにやら抽象的なことを言ってる印象が強くて、わたくしはやや敬して遠ざけていた感がありますが、今回のこれは珍しく大変良いことを言ってると思います(五十嵐泰正さんのつぶやき経由http://twitter.com/#!/yas_igarashi/status/71863673605464064)。

http://asahi2nd.blogspot.com/2011/05/2-250-pkopko-cash-for-work-jco-jco-2000.html(福島第一原発の現場労働者を支援しよう)

>今、日本で、いや世界で最も重要な仕事、最も多くの人の最も基本的な運命を左右する仕事は、東京電力福島第一原子力発電所にある。日本の運命は、福島第一原発の労働者の働きにかかっていると言って、過言ではない。したがって、われわれ全員が、日本人はもちろんのこと世界中の人々が、福島原発の労働者を支援してもよい立場にある。・・・

>福島原発の労働者たちの士気は、目下のところ、非常に高いと聞いている。おそらくその通りであろう。・・・

>とはいえ、福島第一原発の日本の労働者の士気の高さも、いつまでも続くとは限らない。最終的な廃炉までのプロセスを考えると、まだ長い道のりが、何年間もかかる道のりが残っている。その間に、徐々に人々の福島原発への関心も低下してくるだろう。マスコミからの注目も、だんだん受けられなくなるだろう。そうなれば、労働者たちの士気の低下は、なかなか避けられない

>しかし、その仕事の重要性、それがもたらしうる危険の大きさを考えると、廃炉までの長い過程のどの瞬間においても、労働者たちに気を抜いてもらっては困るのである。その上、必要な労働者の数は半端ではない。一人の労働者は、積算被曝線量が一定の値(250ミリシーベルト)を超えると、もうそれ以上は原発で働くことができないので、新しい労働者を補充しなくてはならない。こうしたことを考えると、必要となる労働者ののべ人数は、気が遠くなるほどである。彼ら全員に、最後まで高い士気をもって働いてもらわないと、われわれが困ることになる。このことを念頭に、福島第一原発の労働者の支援のことを考えなくてはならない。・・・

>福島第一原発の労働者の報酬として適当な額、少なくとも目標として設定されるべき金額は、被災地や戦地で働くときの自衛隊員が受け取る金額ではないだろうか。現在の福島原発の労働者の仕事は、その困難さ、その危険度、そして他の人々の生命や安全への影響の程度や範囲を考慮にいれた重要度、そのいずれの観点で考えても、津波の被災地で働く自衛隊員の労働、海外の紛争地での自衛隊のPKO活動に勝るとも劣らない。自衛隊員は、過酷な被災地や海外PKOにおいては、通常の給料に加えて、特別な手当をもらっているだろう。福島原発の労働者も、それとほぼ同額の賃金を受け取ってしかるべきである。

>待遇として考慮に入れるべきことは、賃金だけではない。たとえば、労働者たちの食事や宿舎はどうであろうか。・・・・・・

かなり長めの文章なので、詳しくはリンク先をお読み下さい。こういう真っ当な発言が(ネット上も含めた)論壇で活躍する人々からは殆ど発せられず、自分の経済政策を主張するためだけの火事場ドロボー的議論ばかりが交わされるのは悲しいものがあります。

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コメント

いい記事ですね。
実際のところ、どれくらいの労働者が必要なんでしょうか?
一番 重要な数字だと思うけど、どこにも試算したデータがないんですよね。

赤紙制度が復活するのかな?

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