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2011年5月 3日 (火)

東電を叩けば現場の作業員が苦しむという構図

Img_9b676db0a586402d08d20de10b4dac0 五十嵐泰正さんと川村遼平さんのついーとから遡って、

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2771(福島第一原発作業員が激白!「恐怖と疲弊、過酷な場当たり労働」)

>これまでに20人以上倒れたという噂。「最大250ミリシーベルト以上浴びても働く」という誓約書を書かされ、防護服での汗だく9時間作業の末に言われた「給料カットを覚悟してくれ」の一言。最前線はさらに悪化していた!

>・・・これほどの過酷な現場である。給料で補償してもらわなくては困ると、山田氏は休日を利用して親会社の所長に「作業の手当はいくらなのか」と尋ねた。

「所長の答えを聞いて愕然としました。『東電は1Fの周囲で避難指示が出ている住民や、被害を受けた農漁業者への補償で莫大なカネがいる。今までのような報酬をもらえないかもしれないので、給料のカットを覚悟してくれないか』

 大量の放射線が降り注ぐ劣悪な労働環境で働かされた上、給料を減らされたのではやっていられません。今は本気で、作業員を辞めることを考えています」

>「冗談じゃありません。高濃度の放射線を浴びながら、工程通り短期間でスムーズに作業が進むとは到底思えない。ただでさえ1Fでは毎日のように多くのトラブルが発生し、作業員は場当たり的な対処作業で疲弊しているのが現実です。東電の幹部たちには『がんばれ』と我々の尻を叩くだけでなく、よく現場の状況を理解し、より現実的な対策を立ててほしい」

 福島第一原発の事故収束は、作業員たちの働きにかかっている。だが彼らの怒りと疲弊は、ピークに達しているのだ。

これに対する五十嵐さんのついーと:

http://twitter.com/#!/yas_igarashi/status/65233750396637184

>どうにかして下請けの給与として寄付できないものか。現在の東電にはビタ一文金やるな論だけでは、確実にこの人達に報えなくなる

川村さんの意見:

http://twitter.com/#!/kwmr_posse/status/65280786538037248

>作業員の頑張りが役員を擁護し、役員への指弾が作業員に降りかかる。作業員と経営陣を一体視してしまう混乱は、企業主義的意識の所産なのでしょうか

五十嵐さんのリプライ:

http://twitter.com/#!/yas_igarashi/status/65313529347059712

>それどころかこんなですよ 確かに企業主義意識の負の側面が一気に晒されているのでしょう。お金で何とかできる問題ではありませんが、せめて作業員に金銭的に報いる支援を市民ができないものでしょうか。

このリンク先は、朝日のこの記事。

http://www.asahi.com/national/update/0430/TKY201104290587.html(東電、協力企業へ代金支払い保留を通知 契約解除も)

>福島第一原子力発電所の事故に絡み、東京電力が3月末、第一原発などの納入業者や工事の委託業者に対し、契約解除や支払いの保留を通知していたことが分かった。業者らは「協力企業の連鎖倒産が起きかねない」と反発している

>・・・一方、福島第一の復旧作業に社員らを派遣している福島県内の建設業者は地震の後、復旧作業について、あらためて東電側と契約した。この業者側の関係者は「契約書は交わしたが、きちんと支払われるのか心配だ。入金がないと従業員の給料も払えず、危険な作業も続けられない」と話す。

原発事故に対する「正義感」に充ち満ちた「怒り」が振り下ろされる相手は、東京電力の経営者に対するつもりが、気がつくと、ほかに働き口もなく地元で採用され原発の請負会社で働く現場作業員に対して振り下ろされていたという皮肉な構図。

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コメント

こういう時にモノ言わぬ、もしくは言えぬ労働組合って何なんだろうと蚊帳の外とはいえ思ってしまいます。5月7日の当ブログにUPされていた磯田進先生のご指摘、つまり「私的契約関係の不在(≒私人の不在)⇒身分制関係(支配、被支配)の顕在」が原発問題においても顕著に現れているように思われます。
しかし問題は組合員と労働者の命と健康に関するものだけに、譲れるものではないはずです。それに対する想像力のなさにはやはり愕然としてしまいます。
これなら共産主義社会を妄想し、徒に戦闘的を誇っていた旧総評時代の軍隊的労働組合のほうが全然ましであるというボヤキに正当性を与えてしまいます。
そういうもの総体をまさに「乗り越え」ないといけないのだと思いますが・・・。
日本の労働組合の弱点というか奇妙さというか、そういうものが象徴的に現れていると思いました。
是非hamachanの評論を期待したいところです。
無茶言ってすいません。

投稿: 赤いたぬき | 2011年5月 7日 (土) 09時59分

あえて、作業員が全て撤退して、東京電力の正社員だけで
対応してもらってもいいのではないかと思いますね。

当事者意識のない本店の人達も気がつくでしょ。

一度クラッシュしないと気がつかないと思います。

投稿: 通りすがり | 2011年5月11日 (水) 15時43分

下請けの人に寄付する仕組みがあれば、寄付したいです。

投稿: ksakai | 2011年5月11日 (水) 16時04分

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先日、東京電力の役員や社員の報酬がカットされても一般的な給与所得者からみればまだまだ高額な報酬を受け取っていることを、貧乏人の僻(ひが)みと共に投稿した。『減俸されてもまだ羨ましい高給取りの東京電力社員や役員』(5/1)http://newsyomaneba.seesaa.net/article/198752671.htmlそこで驚いたこととして、50%削減されても役員の平均年収が1850万円前後を維持できることを紹介した。しかもそこには年金や退職金、ボーナスなどの一時金は含..... [続きを読む]

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