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2011年4月 3日 (日)

会社が消失した被災者の叫び

被災地で奮闘している地方公務員マシナリさんのブログのコメント欄に、会社が消失したある被災者の方の心からの叫びが書かれています。

http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-444.html#comment705

>今回の津波で、会社は消失致し、役職員全員の安否確認、自宅並びに家族の安否確認をしつつ、地元の片づけを行い、仮設事務所の立ち上げと役職員への給料の支払い等を無事行いましたので、ネットも見れるようになりました。

ラジオで堀江氏はネットやツイッターは凄いと言っていましたが、被災地にしてみれば外側で好きなことを並べて楽しいのだね。と感じました。

現在1名の確認が取れない状態、社員の住居及び津波により家族並びに親族が不明な方達がおりますが、復旧作業に携わることで、何とか保っているように見受けられます

こうして被災されたご本人の書き込みを読むと、改めて今回の大震災の甚大さが心に響きます。何回も映像が流れたあの怒濤の襲いかかる中で、gruza03さんが必死で逃げ延びる姿が目に浮かびます。

>今回、無駄の象徴として叩かれた地方整備の高規格道路の供用開始が5日前にありましたが、この道路で多くの幼稚園児、小学生、中学生が助かりました。

指定津波避難場所では危険でさらに高台に逃げ、供用開始された道路に法面を登り、道路を歩いて脱出しました。途中で見つけた方達が協力して避難場所に車でピストン輸送したそうです。

また、直前に通った林道が活躍いたしました。部分供用した道路や林道等を無駄のように叩いた方達によって、整備が遅れたことにより、もっと多くの人達が救え、避難等ができたのではと悔やまれてなりません。

「小さな政府」 「新しい公共」など何の助けにもならないことは身に染みました

何事もそうですが、一番熱心に「小さな政府」を唱えて政府を叩きまくったたぐいの人間は、自分の行為が助かる可能性のあった人々の命を奪ったのかも知れないなどと反省することはなく、そういう連中に叩かれ叩かれて、本当はそんなことはしたくないのにやむなくカットする立場に立たされた人々が、罪悪感にさいなまれることになるのでしょう。

この期に及んでネット上で自分の軽薄な経済学説を唱えることに熱中している人々の姿は、被災者の目にどのように映っているのでしょうか。

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