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2011年2月14日 (月)

ホワイトバレンタインの日弁連シンポ

Nichibenren ということで、本日雪降る聖バレンタインの夕べに、日弁連シンポジウム「どうする?これからの正規と非正規」に参加して参りました。

聴衆席には錚々たる方々の顔が並んでおりました。

若干時間の限られた中ではありましたが、充実した議論が展開できたのではないかと思います。

わたくしの発言のレジュメは次の通りです。

>日弁連シンポジウム「どうする これからの正規と非正規」提言           2011/02/14
                                                                      濱口桂一郎

1 労働法以前-日本型フレクシキュリティの見直し

・ジョブなきメンバーシップとしての日本型正社員
・限定なき義務と長期的生活保障の「社会的交換」
・陰画としての非正規と生計維持型非正規の露出
・セーフティネット、公的生活保障、公的教育訓練の必要性
・ほどほどの義務とほどほどの保障からなる「ジョブ型正社員」へ

2 個別的労働法-法政策の混迷

・労働者派遣法のボタンの掛け違い-業務限定という奇形的規制
・本質論としての有期契約規制-入口か出口か
・均等待遇をもう少し柔軟に考えよう

3 集団的労働法-見失われた解決の鍵

・「希望は戦争」でいいのか?
・労働組合は正社員の既得権か、ユニオンは個別紛争の請負人か?
・個別利害化した集団的労働法の見直し
・正規・非正規を包含した産業民主主義の再構築へ

(追記)

ついった上での速報

http://twitter.com/sudamitsuteru/status/37137300164968449

>今夜は日弁連主催の非正規シンポだった。労働法研究者の西谷敏さんや濱口桂一郎さんらがパネルディスカッション。非正規の権利拡充には正社員の解雇規制を緩和すべきかで議論。焦点は整理解雇の4要件。正社員のために非正規を切る論理は許されないが、規制の緩和は正規も非正規も守られなくなるだけ。

http://twitter.com/sudamitsuteru/status/37140696846573569

>今夜のシンポで西谷敏さんが指摘していた退職強要の法規制の必要性は、労働相談の現場で日々痛感。実質的には解雇なのだが、形式的には「合意」の上での退職。実態は陰湿なパワハラや一方的な賃金カット、理不尽な業務命令が横行。その結果、メンタル面の不調に至って退職に追い込まれる労働者の多さ。

http://twitter.com/sudamitsuteru/status/37144834062041088

>今夜のシンポで濱口桂一郎さんが非正規問題について職場での正規と非正規を包含した連帯が解決の鍵と主張していた点に共感。ユニオンが紛争解決にとどまり、職場のルール確立に到達していないとの指摘も重要。ただし、ゼンセン型のユニオンショップによる上からの非正規の組織化では解決にはならない

http://twitter.com/sudamitsuteru/status/37150335147446272

>労働者が現実として苦難に直面する職場でどこまで規制力を発揮できるかが我々も含めてユニオンの共通の課題である。個別紛争の解決自体の意義は大きい。が、経営者との交渉で労働条件を維持向上するという労組本来の機能と役割をやはり目指すべき。職場での「少数派から多数派へ」の取り組みが不可欠。

http://twitter.com/ozawak/status/37159115427942400

>非正規の話なのに司会を除く登壇者が皆男性、というのに、げっ!となってたが、濱口桂一郎さんが、非正規問題はもともと性別役割分業の話だった、とちゃんと論じていて、ほんの少し砂粒ほどw救われた気分。でも今日は、なんだかだ行って法の話に(日弁連さんだからねぇ)。

http://twitter.com/ozawak/status/37159797950259200

>自分が"当該”だったころ、「オルグするなら職場にいる派遣も」とか「仕事があるのに雇いどめして他の人を雇うのはおかしい」とか言っては何ばか言ってるの、とか言われてたが、今は壇上の「えらい」人がそう言ってるじゃないのwwww

http://twitter.com/kawazoemakoto/status/37473266209792000

>昨日の日弁連の非正規雇用問題シンポ。@sudamitsuteruさんのレポートが詳しい。非正規労働者と労働組合の問題は、濱口さんに総論賛成。しかし現実の運動としては、個人加盟ユニオンが活性化するような状況も同時につくらないと、濱口さんの想定する状況を実現できないのでは?

http://ono-blog.cocolog-nifty.com/sikou/2011/02/post-96a0.html

>・・・個々の話はとてもおもしろいのだけれども、正直、議論としてはどうもかみ合わない(笑い)。西谷さんは労働法の先生のなかでは、かなり柔軟な考えをする人だと思うけど、しっかりと、労働法の原則からいまの議論を批判するという話。人間的な働き方という視点から、現在の非正規・正規の労働の非人間的あり方を批判する。濱口さんの話は、一見、相手方の土俵に乗ってしまおうという議論にも聞こえる(笑い)のだが、現在の正規の働き方も含め、正常でない働き方を前提とした制度そのものを問おうというもの。しかし、議論は、現実から出発すべきだと。それはそれで、原則論がなかなか光をあてないような問題も含めて議論しようとする。やはり、問題の指摘はそうだと思うけれども、問題はいまの力関係のなかで、それをどうするのかは見えてこないわけで。

http://53317837.at.webry.info/201102/article_14.html

>いや、さすがにそうそうたるメンバーが集まってきた。弁護士、オルグ、研究者…。それもこれもパネラーが、西谷敏・大阪市立大学名誉教授、濱口桂一郎・立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)統括研究員、山根木晴久・連合非正規労働センター総合局長の3名だったからかもしれない。しかし…パネラーはともかく、個人的には時間の無駄であった。それぞれのパネラーは自分の主張を展開されるが、かみ合うはずもなく、そこには新たなものは見つからない。だからどうするのか、という苛立ちを覚えた方も思う。・・・

http://liberation.paslog.jp/article/1844159.html(現実を見ろとは言うものの、でも希望だって大事さ)

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コメント

僕も参加しました。まずは時間が短すぎたかな、というのが感想です。西谷さんの発言は正直面白くありませんでした。手堅すぎるというか、あまり興味を惹かれるような論点がなかったように感じます。特に集団的労使関係からの視点が完全に欠落しているように見えました。連合の方の発言はしょうがないことかもしれませんが、非正規の領域でも最近連合はがんばっています、という程度ことだったと思います。問題提起、という点では浜口さんの発言が一番よかったのではないでしょうか。個人的には正規、非正規を包括し、なおかつ両者が共に納得させることができるような集団的労使関係とは現実的にはどのようなものなのか、ぜひご意見を伺いたいと思いました。

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