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2011年2月 8日 (火)

それは経団連用語の「主体性」を誤解していますね

朝日の記事に

http://www.asahi.com/business/update/0207/TKY201102060293.html(「大学生は主体性が足りない」 経団連、企業アンケート)

山のようにぶくまがついていますが

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/business/update/0207/TKY201102060293.html

圧倒的多数のぶくまーのみなさんは、単純に日本経団連用語としての「主体性」という言葉を誤解しているだけでしょうね。

これは、大学文学部の哲学科の教授が教えるような意味での、自立した「個」としての絶対的な主体性ではありません。

集団や組織に懐疑の目を向ける唯一者としての主体性ではありません。むしろ、集団や組織と一体化する主体性です。

これは、組織の一員として自分が組織を背負ったつもりで、地位は平社員であっても社長になったつもりで、まさに自分自身を組織の主体と考えて行動できる性質のことです。島耕作的主体性とでも言いましょうか。

こういう「主体性」に一番遠いのが、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-3cff.html(「一般職に、男ですよ」・・・でどこが悪いの?)

一般職になりたいなどと腑抜けたことを抜かす男ということになるわけです。

もちろん、民法の雇用契約は、そういう「主体性」を前提にしてはいないのですが。

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