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2011年2月 1日 (火)

畠中信夫『法令読解ノート』

2 畠中信夫さんから近著『法令読解ノート』(全国労働基準関係団体連合会)をいただきました。ありがとうございます。

本書は、そうですね、『法制執務』のジュニア版と法学概論の入門編を一緒にしたような本とでも言えばいいのでしょうか。

第1章「法令及び法条文の組み立てのルール・わかりやすさの工夫」と第2章「法令用語の約束事~主要な法令用語の意味と使い方」は、霞ヶ関の徒弟奉公の初期に叩き込まれる条文の建て方や、「推定する」と「みなす」、「又は」と「若しくは」、「準用する」等々の法制執務知識がわかりやすく書かれています。

また第3章の「法が存在するいろいろな形~法源」と第4章「法秩序を構成している原理」、第5章の「法の解釈」は、まさに法学部1年生向けに偉い先生が喋るけれども大体あまり理解されない法学概論にあたるところを、具体的な労働法制にひきつけながら解説していて、学部生にも役に立ちそうです。

全基連のHPには、まえがきと本文のはじめのところがチラ見せ状態になっていて、

http://www.zenkiren.com/tosho/sample/img/hourei-dokkai1.pdf

まえがきに、まぜ畠中さんがこういう本を書こうとしたのかが説明されています。

>そういうことで、学生たちが、このような「法令読解力(Literacy)」の基礎を全く体系的に学ぶことなく、迷える子羊のような状態で、要領を得ないまま、債権法、会社法、手形・小切手法など学生の日常生活とは無縁の専門的法律を学ばざるを得ない状況に置かれているのだということに、今さらながら気付いて、学部の1年生を対象に、このような「法令読解の基礎」を体系的に教える講座を始めたわけです。(私自身、本書に書いてあるような知識は、大学で体系的に教えてもらったわけではなく、その大部分は、大学を卒業し、労働省に入り、1972(昭和47)年の労働安全衛生法の制定、1987(昭和62)年の労働基準法の改正などの立法作業や、多くの政令・省令・告示の立案作業に携わる中で、いわば身体で覚えたものでしたので、学生達には、授業という形で体系的に教えるべきだと思ったのです。)

霞ヶ関のOJTで身につけていたことを、教育課程化しようという試みですね。

この授業を受けた学生の感想:

>…自分は、この授業を受けて、ようやく「法学部生」になれたと思う。前期までの自分は、「主要な法令用語の使い方のルール」も、「法令を読む上での基本的な法概念」も、「法秩序を構成している基本原理」も、「判例の重要性」も、何も知らずに、憲法や民事法概論を学んでいた。この授業を受けなかった人の多くは、これらのことを体系的には習得することなく、あいまいなままで大学を出て行くのだろうと思う。自分は、これからあと3年、大学で法律を学んでいくための土台を、この講義で作れたと思っている。…

…今まで全く法律に触れたことはなかったので、六法の見方や、法令番号や、法令の構成や、ただし書き、柱書きの意味や、法令用語の使い方など、法律を学ぶための基礎の基礎を教えてもらって、本当に有難いと思います。正直、受講して良かったと素直に思える講義だったと思います。…

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