野川 vs 安藤 Blog (仮)ができた!
なんと、労働法学者の野川忍さんと労働経済学者の安藤至大さんが、ジョイントのブログを立ち上げられました。
http://nogawa-ando.blogspot.com/
お二人とも、ついった界で精力的に活躍してこられましたが、いかんせん字数制約の中でよく分かっていない方々の誤解を招くこともあったようで、こうしてじっくり(といってもブログですからほどほどでしょうけど)論じることの出来る場をつくられたのは、はたから応援しているわたくしとしてもうれしい。ことです。
安藤さん曰く「このスタイルはThe Becker-Posner Blogの真似ですが,さてどうなるかな? 」とのことですが、せっかくの労働法と労働経済のジョイントブログなので、わたくしとしてはかつて安藤さんを含む方々が書かれた『雇用社会の法と経済』をJIL雑誌で書評したときの最後の台詞をはなむけに送りたいと思います。
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2008/08/pdf/116-124.pdf(書評 荒木尚志・大内伸哉・大竹文雄・神林龍編『雇用社会の法と経済』 濱口桂一郎)
>最後に, 法学と経済学のコラボレーションの在り方として, 本書の大部分でとられているようなそれぞれがそれぞれの土俵から出撃するというスタイルから,第6 章のような共同執筆という段階に今後進化していくことが期待される。その理想的な姿として, 法学者ディーキンと経済学者ウィルキンソンの多くの共同著作, とりわけ大著『労働市場の法』(Simon Deakin,Frank Wilkinson, The Law of the Labour Market,Oxford University Press, 2005) を挙げておきたい。
本書各章のコンビの中から将来日本版ディーキンとウィルキンソンが現れるならば, 本書はその出発点として歴史にとどめられるであろう。
その第1回目のテーマは、「正社員は既得権者なのか? (安藤)」です。
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