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2011年1月16日 (日)

福祉国家再建の路線は共有@菅首相

山口二郎さんが、昨年末に菅直人首相に会って、2時間ほど話してきたそうです。

http://www.yamaguchijiro.com/?eid=896

>年末の1226日、菅首相に招かれて首相公邸に行き、日曜日ということもあって2時間ほど話をした。最近の民主党政権の体たらくについて、政権交代を主張してきた私などリフォーム詐欺の片棒を担いだようなものだと公言したことが首相の耳にも入り、今後の政権建て直しについて話をしたいということだった。

>首相は、政権交代以後の様々な失敗を総括した上で、これからは外部の識者の意見なども聞きながら、能動的に政権運営を進めたいと述べた。政治家が自ら政党政治の信用を壊していくような低劣な言動ばかりが目立った臨時国会とは違って、正面から政策論争を展開したいという意思は明確であった。

では、具体的にどういう方向への政策論争を展開しようというのでしょうか。山口さんによれば、

>私との会談の中で首相は、神野直彦、宮本太郎両氏が進めている福祉国家再建の路線は共有していると強調していた。経済界にゴマをすっているわけではないと言いたかったのだろう。

これに対して山口さんは

>ならば、「生活第一」という旗印を降ろすべきではない。この点で小沢氏と対立するのではなく、生活第一の実現に真に責任を持つという原則から、税制や社会保障についての体系的なビジョンを打ち出すことこそ、政策面での民主党の結束を作り出す唯一の道である。

と述べ、

>政府民主党が政策実現を掲げ、自民党が政局を追求するという形でチキンゲームを演じるしかない。・・・政策対政局という対決構図ができた時、建前に縛られるメディアは政策の実現を支持するであろう。最終局面においてメディアは、国民生活を犠牲に党略を追求するという批判を野党に投げかけるのではないか

と若干都合よく話を進めていますが、まあ、まさに数年前は「政府自民党が政策実現を掲げ、民主党が政局を追求」していたわけで、その時に政局追求の民主党を力の限り応援していた政局至上主義者の政治部記者たちや、とりわけある種の政治学者や政治評論家諸氏がそう都合よく政策主義者に身を翻してくれるかどうか、いささか疑問もありますけどね。

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コメント

上の文春新書エントリと

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-8f09.html">http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-8f09.html

こっちも併せて読むと
豹変/変節とは何か、筋を通すとは何か
考えさせられますね

http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/20100424TKW031.pdf">http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/20100424TKW031.pdf

この予言の図を見ると
ぶれた~大きく動いたのは
与謝野氏じゃなくて菅氏だというのが……

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