社会保障改革検討本部集中検討会議メンバー
産経に、メンバーの一覧が載っています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110131/plc11013119240016-n1.htm
そのうち「民間」は、
成田豊電通名誉相談役
渡辺捷昭トヨタ自動車副会長
古賀伸明連合会長
清家篤慶応義塾長
宮本太郎北海道大大学院教授
吉川洋東京大大学院教授
堀田力さわやか福祉財団理事長
峰崎直樹内閣官房参与
宮島香澄日本テレビ解説委員
柳沢伯夫元厚生労働相
政策オンチの政局プロの皆様は例によって与謝野さんの時のようにあれこれ言うのでしょうが、要するに、少なくとも社会保障政策について言えば、ポスト小泉の自公政権時代の政策方向と、ポスト鳩山の民主党政権の政策方向が同じ方向であり、他方それに反対する揚げ塩風味な人々もそれぞれの党にいるというだけのことなんですけどね。
この面子を見れば見るほど、政策の方向性というのは、政党などという枠組みとはまったく関係のないレベルで共通したり異なったりしていることがよく分かります。
(柳沢元厚生労働大臣に関して念のため)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_20a4.html(女性機械説)
いったい何が本質的に問題なのかをこれっぽっちも考えることなく、野党根性むき出しにして、脳みそ空っぽにして、愚劣なポピュリズムに走っていると、こういう風に自分が責任ある立場になったときにブーメランが帰ってくる・・・、ということを、しっかりと学んだという一点において、現在の政権担当者は(いまだに学んでいない人々に比べると)大人になっているというべきなのだと思います。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-654e.html(天皇機関説、女性機械説、自衛隊暴力装置説・・・)
でも、もういいかげん、こういう餓鬼の喧嘩はやめたいものです。というか、餓鬼の火遊びに油を注ぐ愚かなマスコミが諸悪の根源なのですが。
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コメント
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柳沢さんは既に議員を引退されているので、政局マニアたちもそんなに批判しないのではないと思います。というか、与謝野さんについても以前にコメントした通り、議員辞職しての大臣就任だったら、扱いが全く違ったと思います。
昨日の予算委員会での、『(議員バッジは)仕事にかけるモチベーションを維持するために必要』という発言は、与謝野氏が本当に大義を重んずる政策主義者であれば出てくるはずがなく、要するに彼は世論の空気を読むのが下手なだけで、本質的には政局主義者なんでしょう。
彼は消費税増税による社会保障充実・財政再建を実現したいのではなく、自分が総理大臣になりたいだけで、消費税増税はそのための口実に過ぎないことが徐々に鮮明になりつつあると感じます。
その意味では、hamachan先生や権丈先生が与謝野さんを支持するのであれば、デフレ脱却を通じた経済安定・経済成長を望む人々が「みんなの党」を支持するのと相似した危うさがあると思います。
「みんなの党」は小さすぎる政府政策&公務員バッシングによって、与謝野氏は過度なインフレ恐怖症によって、両方とも日本経済を破壊する危険があると思っています。
しかしホント、なんで大きな政府+リフレという、欧米ではごく当り前な組み合わせの政党が日本にないんだろう・・・
投稿: charley | 2011年2月 2日 (水) 18時16分