『生産性新聞』新年アンケート
毎度恒例の『生産性新聞』新年の「2011年経済・労働情勢に関するアンケート」ですが、今年も「学識者」の末席で回答をしております。
1景気見通し:やや良くなる
2日本の課題:①労働促進的な社会保障制度の確立、②企業を超えた職業能力評価・職業訓練制度の確立、③労使合意に基づく外国人労働政策の確立
3企業・労組の重要課題:①正規・非正規を通じた能力評価・処遇システムの検討、②若年社員への確実な技能伝承、③学校とりわけ大学の教育内容への発言
4春期労使交渉:(1)非正規雇用、(2)多様な雇用形態を通じた公正・公平な処遇のあり方について、賃金処遇、雇用の安定、能力開発機会の各面にわたって、真剣な討議が必要
5次世代リーダーの育成:(1)浅薄な総論だけでなく、各論を踏まえた議論ができる人材、(2)さまざまな分野、さまざまな業種で一人前になった人材を適切に政界に供給するメカニズム(政治業界以外に無知な人々ではなく)
6座右の書:①大転換(カール・ポランニー著)、②マクロ歴史的に経済社会を考える視点を教えられた。現代日本においてこそ読まれるべき。
5のあたりで、若干皮肉を効かせておりますが(笑)。
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