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2010年12月23日 (木)

デンマークの積極的労働市場政策に学ぶ~日弁連デンマーク調査報告

日弁連のHPに予告が載っています。

http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110114.html

>近年、デンマークの労働市場は、「ゴールデントライアングル」と呼ばれる3要素、すなわち、①フレキシブルな労働市場、②手厚い失業保険制度、③積極的労働市場政策、を兼ね備え、フレキシキュリティ(柔軟性と安全性の両立)の代表例として注目を集めています。

当連合会では、2010年8月30日から9月3日まで調査団を派遣し、デンマークの労働政策に関する調査を実施しました。デンマークのフレキシキュリティは、110年に及ぶ長い歴史的経緯に基づくもので、社会的パートナーである労働組合と使用者団体が相互の信頼関係のもとに対話を繰り返して築き上げてきたものでした。「ゴールデントライアングル」は、3要素の微妙なバランスのもとに成り立っており、決して「解雇自由」ではなく、失業者に対する生活保障とともに、職業教育や職業訓練を充実させています。非正規雇用が拡大して若者たちに閉塞感が漂うわが国とは対照的に、若者たちが生き生きとしています。

そこで、デンマーク調査の概要を報告するとともに、わが国の実情と比較しながら、デンマークの実践からわが国が学ぶべき点を探ります。

デンマーク調査報告
小川英郎(貧困問題対策本部事務局次長)
基調講演
根本 到氏(大阪市立大学教授)
職業訓練受講生の当事者発言
パネルディスカッション
  • コーディネーター
    小川英郎
  • パネリスト
    根本 到氏
    河添 誠氏(首都圏青年ユニオン書記長)
    井上英明氏(厚生労働省職業能力開発局能力開発課課長補佐)

まあ、デンマークのフレクシキュリティについては、一知半解無知蒙昧の徒輩が、首斬り自由の経営者の楽園であるかのごときインチキなデマを飛ばしたため、おっちょこちょいの森永卓郎氏が「フレクシキュリティは経営者の陰謀だ!」みたいなトンデモ電波を発してしまい、いささか混迷してしまっていましたが、ようやく最近は、まっとうなバランスのとれた認識が広がりつつあるようです。

実は、経営側の弁護士の集まりである経営法曹会議も本年デンマーク等に視察に行っています。地に足の着いた認識に基づく建設的な議論ができる土俵が、少しづつ形成されて来つつあるのは喜ばしいことです。

インチキ評論家の活躍する余地は、こうして少なくとも労働の世界からは少しずつ狭められていきつつあるのだという希望が、来年も続くことを期待しつつ。

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コメント

先日は、拙著『デンマークの光と影 福祉社会とネオリベラリズム』をご紹介くださいまして、どうもありがとうございました。いつもRSSリーダーで読ませていただいていたので、コメント機能が使えるとは気づかずに、お礼を申し上げるのが遅れて失礼致しました。

ちょうど数日前に、私も“「解雇天国」を下支えする、デンマークのフレキシキュリティの揺らぎ”と題した記事 http://denjapaner.seesaa.net/article/173851990.html をアップしたところです。日本でも注目が高まっているのは望ましきことですが、デンマークの職業訓練等も実情としてはどんどん削られてきていて、メディア(そして産業界も)はこの1月から実施される新しいアクティベーション法の影響について懸念しています。

日弁連の上記セミナーに私もお邪魔できるように、飛行機のチケットを買ったところです!日本の視点から学ぶ機会と楽しみにしています。お目にかかる機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

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