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2010年12月24日 (金)

矢野眞和「日本の新人-日本的家族と日本的雇用の殉教者」

New 『日本労働研究雑誌』2011年1月号は、「日本的雇用システムは変わったか?」という特集です。

いろいろと興味深い論文が並んでいますが、ここではまず矢野眞和先生の「日本の新人-日本的家族と日本的雇用の殉教者」を。

矢野先生は、昨年から今年にかけて、日本学術会議の大学と職業との接続検討分科会でご一緒させていただき、ときとして激論になったこともあったりしたような気が微かにしたりしますが、それも含め、教育と雇用の問題についてきわめて高い見識の方で、本論文はそれが存分に現れています。

>・・・大学の日本的特性は、雇用システムだけでなく、大学の入口、及び教育システム全体を支える経済的基盤に深く関与している。世界に稀な日本的特質は、「18歳主義」「卒業主義」「親負担主義」の3つであり、この3つが、日本的家族システムの影響を強く受けて、ワンセットになっている。加えて、この日本的大学が、日本的雇用システムと深く連動している。つまり、日本の大学と新人は、日本的家族と日本的雇用に羽交い締めにされ、身動きが取れなくなっている。・・・根幹にある教育費の負担を再編成し、日本社会の仕組みを変える教育政策をとらなければ、就活問題として顕在化している日本の大学の困難を解決できない。

>日本の新人は「白無垢の花嫁」のようである。入社前に妙な色はついていない方がいい。白無垢を会社好みの色に育てることが優先されている。

>日本的大衆大学の3点セットを同時に改革しなければいけない。親負担主義という市場原理を前提にして、18歳主義と卒業主義だけを変えることはできない。

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