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2010年11月27日 (土)

「本読みの記録」さんの拙著書評

「本読みの記録」さんに書評いただきました。

http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2010-11-27(弱者に優しい方向転換:新しい労働社会―雇用システムの再構築へ)

>現在の日本における労働慣行が行き詰まっていることは、まともな人なら誰でも分かる
では、どうすればいいのか?その方向性に個性が出るのだ。

自由主義の観点から、解雇を自由化すれば、労働力の流動性が高まり正社員と非正規社員の不平等がなくなるという人もいる。それはそれで正しいのだろう。
だが、個人の立場から見ると、解雇の自由化によって解雇された人には痛みが伴う。
そこで、解雇を自由化するのではなく、労働者の権利を守りながら不合理な労働慣行を変えていこうとするのが筆者の立場だ。

わたくしの議論に対する評価は、

>この主張は今の日本の制度よりましなことは間違いないし、世間的にも米国型よりもは受け入れられやすいだろう。問題はある程度の社会的コストを覚悟しなくてはいけないことで、規制の少ない米国や、ルール無視の中国などと渡り合っていけるのかが疑問なところである。

という疑問符付きのややプラス評価というところで、

>このように、筆者の主張に賛否はあるものの、中身は筋が通っており、読みやすい。
現状の行き詰まりに対する処方箋の一種として、読んでおくのも悪くない

と結論づけています。

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