権丈先生は権丈先生でも・・・
労務屋さんがブログで、厚生労働省の「今後の高年齢者雇用に関する研究会」に微かな懸念を示されていますが・・・、
http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20101111#p1(「今後の高年齢者雇用に関する研究会」スタート)
>個別の論点については議論の進行を見ながらここでも追い追いコメントしていきたいと思いますが、今回いちいち目的や検討事項を引用したのは、参集者名簿(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000w15e-att/2r9852000000w16v.pdf)をみて微かに気になることがあったからです。
岩村正彦 東京大学法学部教授
小畑史子 京都大学大学院地球環境学堂准教授
権丈英子 亜細亜大学経済学部准教授
駒村康平 慶應義塾大学経済学部教授
佐藤博樹 東京大学社会科学研究所教授
清家篤 慶應義塾長
藤村博之 法政大学キャリアセンター長
もちろん業績も見識もすばらしい当代一流の研究者揃いですし、清家先生の座長も衆目が一致するところでしょうが、何を気にしているかというと権丈先生、駒村先生と社会保障の専門家が2人も参加しているところです。もちろんお2人とも労働問題への造詣も深いですし、高齢者雇用政策と社会保障とは密接に関連するわけですが、しかしこの手厚い布陣を見ると背後に年金支給開始年齢をさらに引き上げたいという財政的要請が見え隠れするような気もするわけで、まあ心配しすぎなのだろうとは思うわけですが…。本年度末にはとりまとめが行われるということなので、経過を注目したいと思います。
労務屋さんの微かな懸念それ自体が当たっているか否かはとりあえず別にして、その根拠となっている「権丈先生」とは、上にあるとおり権丈英子先生ですが、もちろん社会保障についても造詣が深い方ですが、専門は何かといえば、ご自分が大学の教員紹介に書いておられるように労働経済学であり、現在の研究課題は
http://www.asia-u.ac.jp/teacher/profile/profile.php?id=51
>欧米と日本におけるワーク・ライフ・バランス、女性労働、非正規労働、少子化問題、フレキシキュリティ(労働市場の柔軟性と保障)
でありますので、いささか違うような。昨日のシンポジウムでも快刀乱麻を断つお話しをされていたご主人の権丈善一先生はもちろん社会保障の第一人者ですが。
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またも何故またこのエントリ復活?のほうが興味深い。
日経?まさか?
労務屋さん?が私ごとき門外漢で片手間の不埒もののように、保険年金=請求権を”給付”ではなく”支給”と記されておられることこそ間違いであろうと思われますが、おそらく誤植されているとの簡単なご指摘もなくまたも訪問の利得を得ました。そのまま掲載する度胸もさすがで、Google等問題化しているネット時間上の危険性にも同時にブログ転載ではどう両者が責任を問われるべきかとの副次的な”今”をも得られました。
こうしたいきなりの過去エントリ・ランキング入り(綴ら追いかける便益を持ちませんので幸いです)は、まさに光星ラグを諸エントリ・コメントに時として乱暴にも強引に、また誤使用とおしかりを受けると思わておるであろう私には栄養剤です。
しかし、誰がそこまでヒットするのか?
これまでの累積でひょっとすると純化されている集積的レント現象かなと別の研究的興味を持ちました。
日経以外に理解できない・・・・が、探るかねえ?母数を日々東大日次○○みたいにカウントしていればいいんだなあ。
投稿: kohchan | 2016年10月 8日 (土) 18時49分