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2010年10月21日 (木)

中国も「希望は戦争」?

サンケイ・ビズの記事ですが、これと例の尖閣騒ぎを重ね合わせつつ、赤木智弘氏の本と高基彰氏の本を横目で睨みながら、日中戦争期の歴史書などをひもとくと、なかなかに背筋の冷えるところがあります。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101020/mcb1010200506017-n1.htm中国、就職氷河期に直面 大卒の60%「単純労働も選択」

>「大卒者が卒業証明書を燃やす」。就職先が見つからず、その腹いせに卒業証明書に火を付ける映像を中国の複数大手ウェブサイトが流し、中国社会に衝撃を与えている。

 この大卒者は、卒業して5年が過ぎても安定した就職先が見つからず、露天商になったり、ホームレスを経験するなどの辛酸をなめた。

 しかし、いまなお就職先は見つからず、面接を受けては門前払いを食らう日々が続いているという。

 「大卒証明書は自分に何の幸運ももたらしてくれなかった」。こう言ってため息をつくこの大卒者は、鬱憤(うっぷん)を晴らそうと証明書を燃やしてしまったのだ。

 中国では今、大学生の就職難が深刻な社会問題になっており、厳しい現状に直面した大卒者はやむをえず、「高給民工(出稼ぎ農民)」を選択して、単純労働に従事する民工たちと職を奪い合わざるを得ない

>中国のインターネットサイト「前途無憂網」によると、民工を選択するという大卒者は60%、選択も視野に入れたいと答えた人は21%に達したのに対し、再就職への影響や差別を恐れて民工を選ばない人は19%にとどまった。

・・・・・

>中華英材網の職業アドバイザー、欧陽氏は「大卒者らは就職難に直面し経験を積む機会が少ない。かつてエリートともてはやされた大卒者だが、昔の専門学校生たちの職に就けば幸運で、(それも見つからなければ)“高給民工”に甘んじざるを得ないのが中国の現状だ」と話す。(広州日報=中国新聞社)

今や大卒は「高給民工」。しかも、「希望は革命」などとは口が裂けても言えないのですから、「希望は戦争」となるわけです。

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