デンマークの解雇規制(予告)@河添誠
首都圏青年ユニオンの河添誠さんがついったでデンマークの解雇規制についてつぶやいています。
http://twitter.com/kawazoemakoto/status/22949450721
>@mmasao その方がデンマークの経済システムの何に関心があるのかわかりませんが、デンマークが「解雇自由」であるということで関心をもっておられるのであれば、それは間違いです。今回の調査ではっきりしましたが、デンマークでは解雇を自由にできるわけではありません。詳細はいずれ。
デンマークに調査に行かれていたようですね。
http://twitter.com/kawazoemakoto/status/22924735474
>デンマーク調査の日程がすべて終了。明日の午後、コペンハーゲン発。日本時間の9月5日(日)朝9時すぎに成田着。充実した調査だった。来週から日常活動に戻る。今回の調査で見てきたことを、これからの日本の活動に活かしたい。
「詳細はいずれ」ということなので、「いずれ」を待つとして、ちょっとだけコメントすると、スウェーデンのように立派な労働法典に不当な解雇はダメだとか有期契約も制限だとか明々白々に書いてある国ですら、「スウェーデンは解雇自由」とデマを飛ばして平然と恥じない経済学者みたいな人がいるくらいですから、労働成文法があまりなく、大事なことは中央労働協約で決めているデンマークが、解雇自由と書かれまくるのはやむを得ない面もあるのかも知れませんが、それにしてもちゃんと実地調査して調べてくるというのは、何にもまして重要なことだと思います。
ちなみに、デンマークの労働法、労働政策というのは、現在日本に本格的な専門家が一人もいない絶好のニッチですので、若手研究者の方々にとっては狙い目ではないかと愚考いたします。
職業教育訓練関係でも、ドイツのデュアルシステムはみんな押し寄せますが、デンマークも狙い目です。
http://twitter.com/kawazoemakoto/status/22820288274
>@chikamiki デンマークの義務教育終了後の職業教育関連の学校・施設をいくつか視察しましたが、とても充実していました。子どもの成長にやさしい社会だなと思いました。教育や福祉などの分野は、日本の今後を考えるうえでもおおいに参考になると思います。いろいろ教えてください。
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弁護士の中村和雄です。川添さんが記載したデンマーク調査は日弁連の調査です。あらためて報告書を出しますのでぜひご一読ください。
ちょっと気になったことがあり投稿しました。先生のこのブログのスポンサードリンクにある「残業代の請求は弁護士に」の事務所広告は、最近問題となっている残業代請求をサラ金過払い請求と同様に大量に機械的に処理することを狙って盛んに広告をうってこの事務所がだしているものです。先生のブログかこうした問題のある事務所に繋がることは先生にとっても好ましくないのではないでしょうか。いちど検討してみてください。
投稿: 中村和雄 | 2010年9月 8日 (水) 23時58分
中村様、コメントありがとうございます。
報告書が出ましたら、是非熟読させていただきたいと思います。
さて、本ブログへのスポンサードリンクはわたくしの意思とはまったく無関係に、自動的に付けられてしまうので、一ココログ利用者としては、検討のしようもありません。時々変な広告が付いているのに気がつきますが、わたくしが付けているわけでは全然ありませんので、ご容赦願います。
投稿: hamachan | 2010年9月 9日 (木) 01時35分