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2010年8月27日 (金)

科学・技術、教育・訓練、技術・技能・・・

日本学術会議の「科学技術」じゃなくて「科学・技術」にしろという提言をネタに、田中萬年さんが「たかが「・」(ナカポツ)、されど「・」(ナカポツ)」というエントリを書かれています。

http://d.hatena.ne.jp/t1mannen/20100827/1282861606

田中さんが論ずるのは「教育訓練」と「教育・訓練」。

もともと、

>それは、1960(昭和35)の「国民所得倍増計画」においてであった。つまり、教育と職業訓練を別のものとしてではなく、経済成長を果たすための人材の育成としては両者を一体的に捉え、「教育訓練」として論ずべきとした判断であったと窺われる。

と、両者一体の言葉として生み出されながら、

>しかし、「一体」とした判断は僭越だ、と考える人は出てくるものである。2年後ころより「教育訓練」という言葉が明確な主張や定義もなく使用され始めたのである。

と、高邁至極な「教育」様と下賤な「訓練」ごときを一体視するのは僭越であろう!という教育ゴーマニズムが猛威を振るい、その挙げ句の果てに、いかなるマージナル大学であろうとも、

>教育は仕分けせずとも、訓練は仕分けの対象となっているのである。

という事態になっているわけです。

さて、これで思い出したのが、ちょっと文脈は違いますが「技術」と「技能」。こちらはそもそも「技術技能」と一体化した言い方になったこともありません。どこで問題になったかというと、労働者の職業訓練はあくまで「技能」の向上なのであって、「技術」の向上ではない、という通商産業省(現経済産業省)のオフリミット・ラインの設定において。

多分、通産官僚の皆様方にとっては、「技術」というのは自分たちが所管すべき高度なものであり、「技能」というのは労働行政に委ねてもいいような低級なものだったのでしょう。法令におけるこの両用語の神経症的な使い分けは社会言語学的に興味ある素材ではあります。

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