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2010年8月19日 (木)

昔の岩波新書みたいであった

さる方のつぶやきから、

http://twitter.com/yeuxqui/status/21539768165

>「新しい労働社会」は(学生に読ませるには)意外に難しかった。岩波新書だから大丈夫だろうと思ったら、昔の岩波新書みたいであった

はあ、すみません、というべきか・・・。

自分としては、大事なことを抜きにすることで過度にわかりやすくされすぎているものごとを、できる限りわかりやすく、しかしきちんと本質を捉えつつ丁寧に腑分けする考え方の道筋を示そうと思ったのですが、それは「昔の岩波新書」なんですね。

とりあえず、褒め言葉半分、貶し言葉半分という風に、受け取っておくべきでしょうか。

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コメント

 「さる方」のなかのひとですが、「岩波なら大丈夫」というのは、最近の岩波なので期待もせずに、甘く見ていたら・・・という意味です。その前に、教科書に使おうかと思って、べつの「さる人」から頂いて読んだシリーズものが、(私の感覚では)残念ながらまるで使えないものだったので。
 学生はこちらが思っていないところ(本人も気がついていないところ)で、変な誤解をするものですが、その部分が当初の予定よりも多かったのです。一冊を四回に分けてというペースでやりましたが、6〜8回に分けてもよかったかなという教師としての反省も込みですね。
 「新しい労働社会」の場合、学生の「わかった」と、こちらの基準での「わかった」とのあいだにズレが出やすいのですね(そういう意味では学生は難しかったとは思ってなかったみたいですが)。
 おそらくそれはバイトが労働のベースにあるからか、「正社員」という地位というか身分を理解するのが困難なのかなというのが仮説ですが、もう何回か使ってみて見極めてみようかなと。
 そういう意味では、社会人になって読めばまた、もうすこし実感をもって「わかる」ことができるのかもしれません。長く読める本だと思います。お世辞でなく。

「さる方のなかのひと」さま、
わざわざ本ブログにおいでいただきありがとうございます。

その「最近の岩波なので期待もせず」は、岩波の中の人にはなかなか辛辣ですね。

拙著は、たしかに正社員としての働き方を経験したことを暗黙の前提にしているところがあるのかも知れませんね。

いずれにせよ、若い学生さんたちに拙著に触れる機会をつくっていただき、感謝申し上げます。

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