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2010年8月 2日 (月)

日本の正社員は「外交官」なみ?

研究メモさん(http://d.hatena.ne.jp/dojin/20100801)経由で、「スウェーデンの今」というブログに面白いエントリがあるのを見つけました。

http://blog.goo.ne.jp/yoshi_swe/e/cdbc790ffca47dd31455d6405ec6285c(スウェーデンでも専業主婦が多い職種とは?  )

>スウェーデンでは当然ながら共働き世帯が多い。・・・しかし、最近もう一つ別の例外がスウェーデンにもあることを耳にした。それは、外交官の配偶者だ。

>このことに関連して、日本の大企業などの従業員の転勤や地方勤務ローテーションを考えてみたい。問題を生み出している構造が、外交官の国外赴任とよく似ていると思うからだ。

日本の女性の社会進出が遅れている理由(少なくとも自分のキャリアを追及したいという意欲を持った人にとって働きにくい理由)は、一つには長い勤務時間があるだろう。・・・

しかし、もう一つの理由として、大企業で働く従業員の会社都合による転勤・地方勤務もあるのではないだろうか。・・・日本の転勤制度は専業主婦がいるから成り立っているシステムだと言えるのではないだろうか。


これは、日本型雇用システムの特徴として挙げられる職務、時間、空間の無限定性のうち、最後の空間的無限定性の本質を言い当てていると思われます。

日本の会社に於ける正社員というのは国家に於ける外交官のような存在である、と。少なくとも可能性としては常にそうであるということなのでしょうか。

逆に、外交官並みの責任を背負いたくなければ、低賃金不安定雇用の非正規労働に甘んじざるを得ない。

>いずれにしろ、企業の都合だけで無理やり定期的に勤務地を移動させられることがなく、自分から主体的に勤務地を選べるという点は、共働き世帯にとって非常に重要なことではないかと思う。

このあたりが、今後開発されるべき「多様な正社員」の一つのイメージになるのでしょう。

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