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2010年6月 2日 (水)

勤務間インターバル規制@朝日

本日の朝日新聞の朝刊に、情報労連の勤務間インターバル規制の記事が出ています。ネット上には出ていませんが、わたくしのコメントは次の通りです。

>労働時間が無制限に延びかねない日本の法制下では、画期的な一歩といえる。時間外労働の割増率を引き上げるだけでは労使の関心が賃金やコストに集中し、働く人の命と健康を守るという考え方が出てこない。物理的に労働時間を規制すればワークシェアリングを促し、雇用増に結びつく面もある。長時間労働が過労死を生んできた日本でこそ、インターバル規制の導入で労使の意識を変える意義が大きい。法制化も検討すべきだ。

ちなみに、江口記者は昨日、鳩山首相次第ではこの記事は吹っ飛ぶかも知れません、と言われていましたが、幸か不幸か、本日朝の辞意表明ということで、この記事は無事今朝の朝刊に載ることができたようです。もし半日ずれていたら、新聞紙面は政局一色で、こんな記事のはいる余地はなかったかも知れませんね。

(参考)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-8a3e.html(勤務間インターバル制度)

http://homepage3.nifty.com/hamachan/johororenjikan.html(『情報労連REPORT』2009年12月号「労働時間規制は何のためにあるのか」)

記事にある情報労連の機関誌に書いたものです。

http://homepage3.nifty.com/hamachan/sekaiexemption.html(『世界』2007年3月号「ホワイトカラーエグゼンプションの虚構と真実」)

3年前のこの論文で、わたくしは「EU型の休息期間規制を」と訴えました。

ちなみに、先週も今週も別に図ったわけではないのですが、ちょうど本日、「労働法政策」の講義で労働時間法政策をとりあげました。

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