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2010年6月 3日 (木)

フレクシキュリアンの濱口桂一郎を糾弾せよ!

先日お知らせしたように、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派の機関紙『解放』で、宮本太郎先生と並べて糾弾されているようなんですが、

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-d85a.html(革マル派機関紙『解放』で糾弾されたようです)

せっかくなので、昨日講義のついでに東大の総合図書館に行って記事の全文を読んできました。5月24日号と5月31日号の2回にわたって、A3紙面をすべて費やして、「「新・日本型モデル」の幻想 宮本太郎「福祉ガバナンス」論批判」という長大な糾弾論文が載っておりまして、ほとんどすべてにわたって宮本先生が糾弾されているのですが、わたくしも刺身のつまとして(笑)糾弾のお相伴にあずかっております。

5月31日号の中では、「フレクシキュリアン」なる初めてお目にかかる言葉で糾弾されておりまして、いや、わたくしも寡聞にして知らなかったのですが、自分が「フレクシキュリアン」だということを始めて知りました。

>他方、フレクシキュリアン(註3)の濱口桂一郎は、「非正社員をバッファーとした正社員の過度の雇用保護を緩和する」とか「経営状況が悪化したときの人員削減(整理解雇)については、今まで過度に守られてきた正社員たちがある程度の規制緩和を受け入れるのでなければ、みんなが『生活と両立できる仕事』を享受するという仕組みに移行することは困難だ」と主張する。濱口の言いたいことは、非正規雇用労働者の雇用を維持するために正規雇用労働者は時短や一時帰休に応じよということであろう。こうしたワークシェアリングはもちろん賃金の削減をともなうのであって、「仕事の分かち合い」は「貧困の分かち合い」でもある。

>註3 「フレクシキュリティ」と呼ばれる「デンマーク・モデル」の賛美者のこと。

ふーむ、わたくしがデンマークモデルの賛美者ですか。少なくとも、それが一つの望ましい社会モデルであるとは述べてきていますが、それを支えているのは9割近い労働組合組織率と、それに基づき、実定労働法ではなく中央労働協約ですべてを決めて実施していくというデンマークの労使関係=労働市場のあり方であり、そういうマクロ労使自治システムが欠如した日本ではなかなか真似をするのは難しいということは、繰り返し強調してきているつもりではあるのですが、まあ、刺身のつまの書くものを一々フォローなんかしておられないんでしょうが。

まあ、なんにせよ、わたくしは宮本先生の驥尾に付して、

>「福祉と成長の好循環」を達成する「新・日本型モデル」の幻想を振りまいて労働者を欺瞞し、「生活重視」の煙幕を張る笑顔のネオ・ファシズム政権のブレーンとして立ち現れた宮本は、まさにそうすることによって、労働者・人民を日本型ネオ・ファシズム支配体制の下に深々と組み込むという反動的役割を果たそうとしている

のだそうです。何とまあ、大それたことを・・・。

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コメント

どうでもいい話ですが、中角派は非正規労組への浸入を試み、角丸派は地方の本工主義組合を乗っ取ろうとしていて、先生への批判の論調は非常に興味深い引用でした。
本工主義なんですね。したたかな組織温存を図る同派にとって資金源になるからでしょうね。

コミュニタリアンとコミュニストみたいなもんでランキングがあるんでしょうか・・・

先生おめでとうございま~す!
独特の現状分析と組織で知られる某派からの名指しの糾弾は先生のご意見が如何に正鵠を得ているかを証明するものであると思います。
某派から言わせてみれば「それをされては立つ瀬がない」ということなのでしょう。
「良薬は口に苦し」と言われますが正論もまたしかりです。
早く左派が正論を主張する日が来ることを望みつつ先生の正論をこれからも楽しみにさせていいただきます。
最後にもう一度、
おめでとうございま~す!

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