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社会的弱者に雇用の場を

一方、同じ本日の日経の「経済教室」は、中島隆信氏が「社会的弱者に雇用の場を」と題して、まったくあたりまえのことを、まっとうに書かれています。

捨て扶持的ベーシックインカム論が妙に流行る昨今、次の文章は何回も読まれる値打ちがあるでしょう。

>能力の劣る人は働く場所から排除されても当たり前と考える人がいるなら、それはとんでもない誤りである。経済学上最大の発見ともいわれる「比較優位」の考え方は、弱者を社会から排除することの非合理性を見事に説明する。・・・

>例えば、強いこだわりを持つ自閉症の人たちの場合であれば、作業内容を明確化し、パターン化することができれば、比較優位どころか一般の人たちよりも優れた能力を発揮するといわれている。・・・

>人が唯一の資源であり、それは将来的に減少していく日本にとって、どんな人も社会から排除せず、できる限り経済に取り込み、社会全体の利益を増やすという発想が必要である。それは効率的な社会の構築と行政のスリム化にもつながる最も効果的な「事業仕分け」といえる。

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» 日経新聞「経済教室」より [雇用維新 ~派遣?請負?アウトソーシング?民法と事業法の狭間でもがく社長の愚痴ログ~]
昨日の日経の「経済教室」に中島隆信氏が「社会的弱者に雇用の場を」という記事を書かれており、その記事についてhamachan先生こと濱口桂一郎氏がブログに書いている。 社会的弱者に雇用の場を (EU労働法政策雑記帳) 続いて本日は、鶴光太郎氏がまったく... [続きを読む]

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