フォト
2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

« 派遣法改正をどう読み解くか | トップページ | ひとりごと »

2010年5月27日 (木)

『生活経済政策』6月号

生活経済政策研究所より『生活経済政策』6月号をお送りいただきました。特集2として、前月号に続いて「アクティベーションか、ベーシックインカムか」という国際シンポジウムの報告が載っています。

今号はデンマークのヨルゲン・アンデルセンさんの「アクティベーションと積極的労働市場政策-デンマークにおける変遷」です。

ややまとまったところを引用しますと、

>以上のように、アクティベーションには異なる3つの世界があります。一つは社会保障をベースにするアプローチであり、宮本教授が指摘したようなベーシックインカム構想と交差する者です。二つめは人的資源アプローチです。最後が規律を強調するワークフェアアプローチです。この最後のアプローチはパターナリズムの問題として保守的な発想に関わるものですし、労働市場の外部に出ることへの不利な条件を設けるという点で自由主義的な発想とも関わっています。しかし、いずれも義務を強調する点で結果的にその手法は似通っており、人的資源アプローチが資格・技能の向上を強調するのとは異なります。

またアクティベーションには3つの目標があります。第一に個人レベルでの雇用効果、第二に福祉効果、第三に社会全体の技能が向上する効果です。

興味深いのは、デンマークの失業保険制度がスウェーデンやフィンランドとともにいわゆるゲントシステムで、労働組合が管理する任意保険であり、労働組合加入の強力なインセンティブになっているわけですが、

>アクティベーション誕生の背景には、こうした失業給付のシステムを維持したいという願いがありました。

と、両者の密接な関係を明確に示していることでしょう。

« 派遣法改正をどう読み解くか | トップページ | ひとりごと »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『生活経済政策』6月号:

« 派遣法改正をどう読み解くか | トップページ | ひとりごと »