拙著批判のつぶやき
twitter上での拙著批判。
http://twitter.com/togatogaunion/status/12585122870
>特に中小は派遣元も派遣先も労働組合がないことが多く。どこに訴えたらよいかわからない状態。濱口桂一郎氏の『新しい労働社会』に納得がいかないのはそこで企業内組合さえない会社に派遣される労働者はどうすればいいのか。良い本だけど恵まれた人の議論だと言わざるを得ないです。
これは、事実認識としてはまさにその通り。
だからこそ、
>法的にはさまざまな無理があるにしても、現在の企業別組合をベースに正社員も非正規労働者もすべての労働者が加入する代表組織を構築していくことが唯一の可能性であるように思われます。実は、戦後日本の企業別組合の前身は戦時中の産業報国会であり、戦前は身分が隔絶していたホワイトカラー職員とブルーカラー工員を包括する労働者代表組織として上から強制的に作られたという歴史を持っています。その意味では、正社員と非正規労働者を包括する新たな労働者代表組織の基盤として企業別組合こそふさわしいということができるかも知れません。(p187)
と、労働組合の強制設立、強制加入に近いことまであえて言ったつもりなのですが。
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