« 『月刊労委労協』2月号の徳住さん講演録 | トップページ | 「いっそ「労働組合LLP」を作って、社員はすべてそこから派遣する」は既に存在する »

『BLT』労使関係の再構築鼎談

前に本ブログで紹介しておりましたJILPTの雑誌『ビジネス・レーバー・トレンド』(BLT)の1月号の特集「労使関係の再構築」に載った鼎談がホームページにアップされておりますので、ご関心のある方は是非リンク先をお読みください。

http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2010/01/002-015.pdf

座談会「今後の労使関係のあり方、方向性を考える」 1.4MB
<出席者>
荻野勝彦・トヨタ自動車人事部担当部長
神津里季生・基幹労連事務局長
濱口桂一郎・JILPT 統括研究員
<司会>
荻野登・JILPT 調査・解析部次長(本誌編集長)

わたくしの発言の中で、考え方がいちばん端的に現れているのが、たぶんこれでしょう。

>濱口 できるだけ端的に申し上げたいと思います。実は、私も八代教授の本を最近読みました。処方箋としてはかなり食い違うところもあるのですが、認識論的な部分、あるいは日本の雇用制度のあり方についての考え方については、結構共通するところがあります。
ただ、一番違うのは、八代先生は結局、組合には何も期待していない。私は、そこを担うのが労使関係であるべきだろうと考えていますので、そこが一番食い違うところではないかと思っております。

(追記)

ちなみに、荻野さんとわたくしの八代尚宏先生に対する書評はそれぞれ次の通りです。それぞれの立ち位置の微妙な違いが現れていて、大変興味深いものがあります。

http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20091221八代尚宏『労働市場改革の経済学』

>この手の本はともすれば極論部分のみが目立ってしまいがちであり、それのみを読み取ると不毛の議論に陥りがちであるが、極論の書であることを念頭において、バランス感覚に留意して読み進めれば極めて有益な内容を多く含んだ本である。特に現状分析はかなり的確であり、多くの人に広く参考となる本としておすすめしたい。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-1f56.html(8,9割までは賛成、しかし・・・八代尚宏『労働市場改革の経済学』をめぐって)

>もしかすると、私とは全然意見が対立すると思っておられる方々もいるかも知れませんが、実のところ、本書で書かれていることの8,9割近くには賛成です。

|

« 『月刊労委労協』2月号の徳住さん講演録 | トップページ | 「いっそ「労働組合LLP」を作って、社員はすべてそこから派遣する」は既に存在する »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『BLT』労使関係の再構築鼎談:

« 『月刊労委労協』2月号の徳住さん講演録 | トップページ | 「いっそ「労働組合LLP」を作って、社員はすべてそこから派遣する」は既に存在する »