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2010年2月15日 (月)

横溝雅夫さんの非正規論

経済企画協会の『ESP』電子版(去年までは紙媒体でしたが、いまは電子版だけになっています)の2010年冬号が「雇用をめぐる課題と対策」という特集を組んでいます。

http://www.epa.or.jp/esp/update.html

慶應の樋口先生の論文はじめとして、連合総研の澤井さん、日本経団連の遠藤さんなどの論文もありますが、ここで紹介したいのは巻頭言。

http://www.epa.or.jp/esp/10w/10w01.pdf

筆者の横溝雅夫さんは「経済評論家」という肩書きになっていますが、ご存じの通り、かつて経済企画庁事務次官を務められた方です。ちなみに、最初に入った役所は労働省で、拙著に大きな影響を与えた田中博秀さんの同期でもあります。

それはともかく、このエッセイで横溝さん曰く、

>忘れてはならない重要な雇用問題として、パート、派遣等の非正規労働者のあり方がある。非正規労働者は雇用者の3分の1に達しているが、本来非正規の形態が求められる長期雇用になじまない景気の繁閑への対応や特定の専門職種に限らず、低賃金の利用という目的が主となり、過大な数量となっているように思う。そして日本の貧困層や所得格差拡大の主因になっている。これを本来の弾力的雇用の範囲に収める必要があるが、その方法は、低賃金雇用を許容しないこと、即ち同一労働同一賃金を守らせる規制を課すこと、そして社会保険の適用拡大だと思う。正社員と同種の仕事を非正社員にやらせるのも好ましくない。そもそも官庁で、定員が削られるのでその補充のため臨時形態の職員を恒常的に多数雇っているのは許されざる変則事態である。この種のことは国立大学や公立図書館など多くの公的機関でも見られる。隗より始めよで、政府・自治体は、まず雇用正常化のためこれらを正職員化すべきだろう。

細かいことを言い出すと、正社員と同じ仕事をやらせないのであれば同一労働同一賃金は適用されなくなるのですが、まあそれはそれとして、本質論的には大変重要なことを言われていると思います。

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コメント

年功序列なので
正社員間でも同一労働同一賃金ではないんですが・・

この場合の同一賃金とは正社員のどこと同一にするんでしょうか?
もしくは年功をなくせっていう意味?

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