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2010年2月 8日 (月)

田中萬年先生の「実習の意義」

日本学術会議の大学と職業との接続分科会でご一緒させていただいている田中萬年先生が、その「職業訓練雑感」で、「実習の意義」という不定期連載(?)を書いていかれるようです。今回は第一回目、

http://www.geocities.jp/t11943nen/

田中先生が、この時期にあえて「実習の意義」を語ろうとされるのは、

>職業訓練の中核的訓練は実習である。時間的にも5割前後を占める。多い職種では7割も実施している。

 近年の職業訓練への批判は、間接的にはわが国の普通教育に対する誤解が土壌に有るためであり(このことについては近く論文が出るのでその時に紹介する)、直接的にはその結果として対極である実習の意義が充分に理解されていないためと考える。教育の問題については既に論じてきた(著書参照)ので、実習の意義を再検討してみたい。

という問題意識からです。

ごく短いエッセイですが、それにしてもさっそくこういう珠玉の言葉が出てきます。

>今日では大半の人が普通高校から大学へ入り、大半の政治家も、お役人も実習の経験のない人である。実習の経験が無ければ実習の意義が分からないのは当然である。実習の意義が分からなければ、学力という点数に表れるペーパーテストの結果しか関心はない。学力テストの国際結果は政治問題になるが、技能五輪の結果は簡単な報道で終わる。今後どのように変わるか分からないが、民主党の「教育」政策、人間形成策は高校の「無償化」以外では何が有るのか不明である。

 実習を再評価し、職業訓練を再評価し、人間形成策を根本的に変えて行くべきことが今後のわが国には必要と考える。

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