「おおかみ」さんの拙著短評
読書メーターというサイトで、何人かの方々が拙著『新しい労働社会』について短評していただいておりますが、
http://book.akahoshitakuya.com/b/4004311942
昨日付で、「おおかみ」さんという方の次のような短評がアップされています。
>わずか二百数ページで現代の労働問題について深く切り込んだ、完成度の高い新書。文体は平易だが中身は濃密なので、じっくり読んだ。名ばかり管理職やホワイトカラーエグゼンプション、偽装請負といった諸問題の根源を探り、著者の専門であるEUの労働法制を適切に紹介しつつ、現実的な解決策を提示する。とりわけ優れているのが、日本での法整備がいかなる経緯を辿ってきたか、歴史的背景をしっかりと説明しているところ。ある程度労働法に詳しい人でも、より深い考察ができると思う。
短い中に、わたくしがこの本で目指したことが一言で指摘されていて、大変嬉しい批評です。
昨年7月に出版されてから7ヶ月近くなりますが、こうして心ある方々に読み続けられていることを知るのは、心強い限りです。
昨日、三刷が決まったという連絡もありました。これからも混迷する労働問題のコンパス役として読み継がれていってもらえればと思います。
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