実力もないのに注意されると責任転嫁! “過去の栄光”にしがみつく「元朝日新聞記者」
ダイヤモンドオンラインの吉田典史さんの記事、「負け組社員リベンジの十字路」というシリーズの最新記事は、「実力もないのに注意されると責任転嫁! “過去の栄光”にしがみつく「元朝日新聞記者」」です。いろんな意味で大変興味深いので、少し長めに引用しますね。
http://diamond.jp/series/revenge/10003/
>連載3回目は、「元朝日新聞記者」という“過去の栄光”を捨てることができずに、トラブルを起こし続け、その都度、仕事や職場からスタコラ逃げていく「負け組社員」を紹介しよう。
主人公の松山氏は、こういう具合にもといた古巣の朝日新聞の悪口を並べ立てるのですが、
>松山はかつて勤務した朝日新聞社の批判を始めたとたんに、目をつりあげた。
「先輩の記者はひたすらパソコンに向かって原稿を書いているんです。上のデスクも支局長も……」
上原はその妙な迫力に押され、言葉が出てこない。松山は何かに取りつかれたように、古巣の職場をなじり続ける。
「あれでは、自分を持っていない“冴えないお役人集団”。心理学で言うところの準拠集団!」
・・・「君がさっき、話したことは会社のことだろう? 俺が聞きたいのは、東大出身の君がなぜ数年で辞めたのか、ということ。君は、これから一緒に仕事をする仲間になるかもしれない。だから、そのあたりを知りたかった」
松山は唇をかすかに動かし、独り言を話す。そして10秒ほどすると、答えた。
「よく聞かれるんですよ~。その質問……。あの朝日ですからね」
結局、質問に答えない。その後も、松山は少しだけ唇を動かし独り言を言いながら、続けた。
「デスクも支局長も、本社の連中もダメな人が多い。まぁ、あのまま残っていたら、僕はいまごろ年収1000万円くらいでしょう」
上原は、その物言いに腹が立った。
「いまの君は、フリーターだろう?それともニートか?」
松山の足が止まった。一転して興奮した口調になる。
「あんな程度の低い連中といっしょにしないでください!僕は、元朝日新聞記者ですよ!」
おや、なぜか、朝日の記者だったことが自慢の種になっているようです。その後も・・・
>「朝日新聞のころには、こんな仕切りではありませんでした。デスクは、もっと自由に書かせてくれました。この仕事から降ろさせてもらいます。僕は朝日新聞で学んだことは大切にしたいと思っておりますので……」。
>知人がさらに厳しく言うと、かつての“栄光”を持ち出す。このときも「僕は元朝日新聞記者ですから……」とのたまった。
>「僕は、元朝日新聞記者ですよ!」
こういうたぐいの人ってたしかにいますねえ。自分のもとの古巣を口を極めて批判するくせに、そこにいたことが自慢で自慢で仕方がない。俺の居たところは一流だぞ、お前のとこなんかずっと下流じゃねえか、と、批判していたはずの所属で人を見下して自尊心を守り続けようとするたぐいの人。
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