『労働法改革』をよろしく!
本ブログでも何回も宣伝にこれ努めております水町先生・連合総研編著『労働法改革』(日本経済新聞社)ですが、連合総研のHPにも広告の紙がアップされております。
>多くの場において雇用をめぐるルールを展望する議論が行われてきた。しかし、これらの議論の多くは浮かび上がってきた問題に対処療法的に対策を練ろうとするものであり、労働法全体を見据えながら全体として一貫性のある形で未来のあり方を展望しようとする視点が欠けていた。
連合総研では、こうした認識のもと、連合雇用法制対策局からの委託を受けて研究委員会を立ち上げ、22回にわたる討議および2回の公開シンポジムを行い、その研究成果として本書を刊行した。
本書は、「社会的に『公正』で経済的に『効率』的な社会を当事者の『参加』によって実現していくこと」を基本理念として掲げ、未来に向けた労働法改革の全体像(労使関係法制、労働契約法制、労働時間法制、雇用差別禁止法制、労働市場法制の5分野にわたる提言)を提示している。これらの提起を通じて、研究者にとどまらず、行政および労働問題の実践にあたっている労使関係実務家をも巻き込んで、労働法改革に関する政策論議を喚起することをねらいとしている。
第Ⅰ部 労働法改革のグランド・デザイン
第1章 労働法改革の基本理念 (水町勇一郎)
第2章 新たな労働法のグランド・デザイン(水町勇一郎)
第Ⅱ部 労働法改革の視点
第3章 労使関係法制 (桑村裕美子)
第4章 労働者代表制度 (大石玄)
第5章 雇用差別禁止法制 (櫻庭涼子)
第6章 雇用差別禁止法制 (両角道代)
第7章 労働契約法制 (山川隆一)
第8章 労働時間法制 (濱口桂一郎)
第9章 労働市場法制 (濱口桂一郎)
第Ⅲ部 経済学・実務からの考察
第10章 労使コミュニケーションの再構築に向けて(神林龍)
第11章 労働関係ネットワーク構築のための素描 (飯田高)
第12章 労働組合の視点から (杉山豊治・村上陽子)
第13章 人事労務管理の視点から (荻野勝彦)
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