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2010年1月16日 (土)

今野浩一郎・佐藤博樹『人事管理入門(第2版)』

133793 昨年末に出版された『人事管理入門(第2版)』を、著者の今野浩一郎先生、佐藤博樹先生よりお送りいただきました。いつもお心に留めていただき、ありがとうございます。

本書は2002年の初版のときから人事労務管理の決定版テキストとして名高い名著ですが、今回全面的に改訂されています。

まえがき

第1章 人事管理のとらえ方
第2章 戦略・組織と人事管理
第3章 社員区分制度と社員格付け制度
第4章 採用管理
第5章 配置と異動の管理
第6章 教育訓練
第7章 人事評価
第8章 昇進管理
第9章 報酬管理
第10章 福利厚生と退職給付
第11章 労働時間と勤務場所
第12章 企業人材活用とワーク・ライフ・バランス支援
第13章 雇用調整と退職の管理
第14章 パート社員や外部人材の活用
第15章 労働組合と労使関係

文献リスト
索引

コラム

拙著『新しい労働社会』の序章でごく簡単にまとめた日本の雇用システムの具体的な諸相を、現実の様々なケースに根ざして、かつ経営学的・社会学的なパースペクティブを持ちながら、的確に把握する上で、一番有益なテキストだと思います。多くの人がその評価に同意するでしょう。

特にこの本を読むことが有益な人々は、私は労働法の研究者や実務者だと思います。この本の対象領域は、労働法の対象領域とほとんど一致しています。それらについて、規範的にではなく、事実認識とそれがなぜそのようになっているかのメカニズムの認識をきちんとしておくことは、規範論を地に足のついたものにする上で、きわめて重要なポイントですから。

全編にわたって重要なのですが、特にこの一章といえば、第3章の「社員区分制度と社員格付け制度」が今日的に重要だと思います。

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